8月下旬のバーミンガム戦で負傷し、すでに離脱期間が3ヶ月に及んでいるモドリッチについてレドナップは、「ルカはアカデミーの選手たちと練習をこなしており、動きもかなり改善されている。復帰に向けて順調に進んでおり、それほど遠くない将来、ピッチに立てるだろう。彼の負傷が再発してもらっては困るし、完全に準備が整うまでしっかり様子を見ていくよ」とコメント。
早ければ、カーリング・カップのマンチェスター・ユナイテッド戦で復帰戦を飾れるか、との憶測もあったが、無理強いをすることなくもうしばらく時間をかけてタイミングをうかがうようだ。
チーム・パフォーマンスの劇的向上をピッチの上でも見てとれる今シーズンのトッテナムだが、これに今シーズンの好調が手伝ってチーム内の雰囲気はハリー・レドナップ監督にとっても理想的な状態になっているようた。
チーム内のムード・メイカーと言えば、キャプテンのFWロビー・キーン、陽気な性格のFWピーター・クラウチ、そしてビラ戦でキャプテンを務めた好青年のDFマイケル・ドーソンが有名だが、ここ2試合ベンチ・スタートとなっているキーンがビラ戦の前半8分に見せたパフォーマンスにレドナップはチームの大きな進歩を見たという。
ビラのFWガブリエル・アグボンラホールのゴールにより手痛い失点を喫した際のベンチの様子を語るレドナップは、「ロビー・キーンは4フィート(1m20cm)も宙に飛び上がって、いつでも出れることをアピールしていたよ。私が昨年このクラブにやってきた時に、控えの選手はベンチに座り、試合を観ているのかすら分からないような様子だった。選手たちの意識に大きな変化が起こっている。こういった気持ち重要性はわかりにくいかもしれない。ここに来た時からずっと私が言い続けていることだが、成功を掴みたければこういった心構えが大事なんだ」と実に興味深い発言をしている。
テレビ中継でも、前半半ばから一部選手がピッチ脇でウォーミングをする光景が見られたが、これらはどうやらコーチ陣の指示によるものではなかったようだ。
火曜日にカーリング・カップ第5ラウンドで対戦するマンチェスター・ユナイテッドのキャプテンDFギャリー・ネビルは、このトッテナム戦でユナイテッドが若手選手を大量起用することを示唆している。
すでにグループ・ステージ突破を決めた状況で先週水曜に行われたチャンピオンズリーグのベシクタシュ戦では、FWダニー・ウェルベック、FWフェデリコ・マケダ、MFガブリエル・オベルタン、DFラファエル・ダシルバ、MFダーロン・ギブソンらを起用したユナイテッド。ゴールデン・エイジと言われ、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、デイビット・ベッカム、ニッキー・バット、そして弟フィル・ネビルらの世代と同様に若手にチャンスを与えるユナイテッドの慣習が続いていることを誇るギャリー・ネビルは、「ベシクタシュ戦では、数名の若手選手が良いプレーをしていた。マケダとウェルベックは前半絶好調だったしね。2人はまだ18、19と若いセンターフォワードだが、本当に上手い。ガビー・オベルタンも相手チームを何度か梃子摺らせていた。若い選手たちにとってこういった試合が大きな経験となるはずだ。我々もキャリアの早い段階で多くの経験を積ませてもらったからね。1993年と1994年にトルコでプレーした(対ガラタサライ)ことを覚えているが、あれは貴重な経験だった。監督は若い選手にいつも経験を積ませるためにチャンスを与えるんだ。彼らはトッテナム戦で次のチャンスを得ることになるだろう。火曜日のカーリング・カップでイングランドでも最強のチームの一つとの対戦だ。プレミアリーグは、クラブの明暗を分ける究極の戦いであるが、カップ戦でも同じように(オールド・トラフォードの)7万5千人の観衆の前でプレーするのは同じだ。だからきっと多くのことを学べるだろうし、成長のために貴重な経験を積めるはずだ」と、ベシクタシュ戦で敗戦した若手選手らの起用の可能性を示唆している。
現役時代はリバプールで200以上の出場試合数を誇るレジェンドで、キャリアの終盤にはトッテナムにも在籍した元イングランド代表ミッドフィルダーのジェイミー・レドナップが、古巣であるリバプールのラファエル・ベニテス監督から怒りを買っている。
現在は、フットボールのコメンテーターやコラムニストとして活躍するジェイミーが、チャンピオンズリーグのグループ・ステージ敗退やプレミアリーグでの成績不振によりリバプールのチーム内、特に監督と選手との間の溝がより深まり、今後さらに悪化の一途となるだろう、とのコラムを書いていた。これに対して怒り心頭のベニテスは、「レドナップがあの記事で何を伝えたいのかは良く分かる。レドナップ家が一致団結してトップ4を狙っているようだが、トップ4に入るのは我々だ。かつてリバプールに所属した人間が、トッテナムのトップ4入りをこんなにも懸命に後押しするなんて、まったく驚きだね」と、ジェイミーが実父であるトッテナムのハリー・レドナップ監督と結託してコラムを通じてレッズ・ファンの心理を誘導しようとしたものだと発言。
リバプールのベニテス監督とスペイン人以外の選手の間にある不和については2シーズンほど前から語られているが、現状の低迷からベニテスもこういった報道が看過できなくなっているようだ。
今シーズンのトッテナム、そしてイングランド代表でゴールを量産し続けるFWジャーメイン・デフォーについて、英タブロイドのザ・サン紙の日曜版ニュース・オブ・ザ・ワールド紙の記者アンディ・ダンは、トッテナムのチャンピオンズリーグ出場権確保のカギを握るだけでなく、イングランド代表のワールドカップ制覇のためにもデフォーが中核を担うことになるだろうとの見方を語っている。
FCバルセロナがデフォーの獲得に関心を持っているとの報道についてスカイスポーツの番組にコメンテーターとして出演したダンは、2006年のワールドカップで当時のスベン・ゴラン・エリクソン監督が、プレミアリーグで出場経験皆無のテオ・ウォルコットをデフォーを差し置いて最終招集メンバーに選出したことの誤りを指摘しつつ、「デフォーはスパーズのチャンスにおける中心人物であるが、おそらくイングランド代表のチャンスでも中核を担う人物になるだろう。2006年のワールドカップにテオ・ウォルコットを選出し、彼を外したことは当時のイングランド代表監督の許し難い決断ミスだ。あの決断は、月日が経つに連れてより明確に受け入れがたいものであったことが分かってきている。スパーズにとって、彼は欠くことができない存在になっている。ハリー(レドナップ)が言っていた通り、ルーニーはオールランド・ストライカーとして最高の選手であるが、天性の得点感覚においてのジャーメイン・デフォーの才能は目を見張るばかりだ。国外のビッグ・クラブが獲得を狙っていると聞かされても何ら驚くことではない。本人にその意思(国外移籍)を聞いたところで本音を明かしてくれないだろうが、彼ほどのずば抜けた点取り屋であれば実現したとしてもおかしくはないだろう」と語っている。
日曜の午後に行われたFAカップ第3ラウンドの組合せ抽選により、古巣であるトッテナムとホワイトハート・レーンでの対戦を引き当てたことを『夢の対戦カード』と喜ぶピーターバラ・ユナイテッドの22歳DFチャーリー・リー。
2007年5月に契約満了によりトッテナムを去るまでにアカデミーやリザーブで活躍し、一軍での出場機会は無かったもののUEFAカップなどで何度かベンチ入りしていたリーは、「本当に夢のような対決だ。トッテナムとアウェイでやれるなんて、多くのクラブが望むカードだよ。最高のスタジアムで、大観衆が僕らの戦いに詰め掛ける。誰もが夢見る舞台での試合じゃないか。個人的にも、願っていた対戦カードだよね。僕の友達は皆、観戦に来たがるだろうし、今のトッテナムにも多くの友人がいるんだ。僕らチームメイトは当然、相手が強力なチームであることを知っている。プレシーズンで対戦した際にはロンドン・ロード(ピーターバラのホーム)でトッテナムが快勝していたからね。そしてプレミアリーグでも今シーズンは凄い戦いをしている。ウィガン・アスレチック戦がその最たるものだ。とてつもなく大変な試合になるだろうけど、恐れることは何もないさ。誰も、僕らが結果を出せるなんて思ってないんだから、プレッシャーも無い。それでも敵地で、良いパフォーマンスを見せることができると僕は信じているよ」と語っている。
内部情報筋が伝えたところによると、GKカルロ・クディチーニの負傷離脱により1月の移籍マーケットでの要補強ポジションにあがる第2ゴールキーパーとして、トッテナムはスコットランド王者レンジャーズの正ゴールキーパーであるGKアラン・マグレガーのローン加入で仮合意をしたようだ。
同情報筋によれば、今シーズン終了までの半年ローンの後にトッテナムに買取のオプションが付くとみられている。
ザ・サンが獲得濃厚と伝えたレンジャーズのDFマジド・ブゲラと共に、主力級の選手をトッテナムが獲得するとの報が続いているが、レンジャーズの財務状況がかなり逼迫しているようで、夏に250万ポンドでポーツマスから獲得したMFニコ・クラニチャルのように実現すれば割安かつ効果的な補強になりそうだ。
前節ウィガン戦の開始早々から相手守備ラインを崩壊に陥れたプレーに比べ、土曜日のアストンビラでは低調な立ち上がりを迎えたMFアーロン・レノン。前半は元トッテナムのDFルーク・ヤングやMFスティリアン・ペトロフの密着マークに加えてMFアシュリー・ヤングやFWアグボンラ・ホールのトッテナム守備ラインへの強烈なプレスによるパス供給路を断つ『レノン対策』を講じられ鳴りを潜めたレノンであったが、後半は息を吹き返し、サイドからの突破で何度か好機を演出するに至っている。
そのレノンを含めて、ビラ戦でのハーフタイムでの指示を明かすハリー・レドナップ監督は、「ハーフタイムに、ボールをもっと上手く保持することと、(先を急がず)我慢強くプレーすることを指示し、後半に入って試合を支配することができた。状況は大幅に改善され、圧倒的なボール支配率を誇ることができた。前半は、アーロン・レノンにとって厳しい時間となった。複数の選手にかなり近距離でマークされ、さらに彼へのボール供給に対しても相手は集中して阻止を図ってきた。後半を迎えるにあたって、ボールをより受けやすくするために彼にはライン際にもっと留まっているように指示をした。そうしたら、脅威的なプレーを取り戻したね」と説明。
本来、ビラの脅威となるべきAヤングの左サイドの攻撃を守備に奔走させることで封じたことも、レノンの脅威が成せる業といえるだろう。
今季ここまでチェルシーやリバプールを破る快進撃を続けていたアウェイでのアストンビラとの対戦で、内容的に満足のできる1-1の結果を出したトッテナム。
GKブラッド・フリーデルの再三の好セーブが無ければ、逆転勝利の可能性も少なくは無かった試合展開に、さらに自信を深めているレドナップは、「今後のトップ4の情勢がどうなっていくかなんて誰にも分からない。ビラはその位置を狙っていくだろう。上位2つはおそらくチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドで、それにアーセナル、リバプール、さらにマンチェスター・シティとビラ、我々が続くことになるだろう。我々を含めた3クラブのうち1つがトップ4に食い入ることになるかもしれないが、それは不可能なことではない。厳しい戦いとなるだろうが、このクラブにはとても優れた選手が揃っているが、(未経験の)19‐20歳の若手選手が一軍チームに加わらねばならぬ状況でもなく、基本的には同じようなメンバーで戦うことができる陣容だ」と、コメント。
シーズンの折り返し地点を迎える12月の日程に突入した現時点で3位と好調のトッテナム。これから1ヶ月が、正念場と言える。
デイリー・メイルの日曜版サンデー・エクスプレスが伝えたバルセロナのペップ・グアルディオラ監督がデフォーに興味を持っているとの記事について、スカイスポーツの番組サンデー・サプリメントで驚くべきことではないと語ったリプトンは、「デフォーは、マイケル・オーウェンのベストの時期のレベルにある。彼は常にその才能をうかがわせていたが、今、ようやく完成した選手に成長を遂げた。ピッチに立つたびにゴールを決めてくれる期待を抱かせるレベルだよ。まさしく天性のゴールスコアラーであるから、それ以外は不要。攻撃の組み立てにはそれほど参加せず、シュートを狙いやすい位置をただ探している。アストンビラ戦ではゴールこそ奪えなかったものの、何度もゴールを脅かした。偉大な選手の風格を備えているが、まさに偉大な選手なんだよ。さらに、これまでの彼には出来なかったことも出来るようになっている。スパーズがポーツマスに放出した理由は、ロビー・キーンとの共存が不可能と判断したためだった。ポーツマスではクラウチと機能し、今は誰とでも問題はない。キーンとでもクラウチとでも、デフォーは機能できる。バーンリー戦では、キーンが4ゴールを決め、デフォーがそれを支えた。他の試合でも先週のようにターゲット・マンのクラウチと共存可能だ。誰とでもプレーできるようになった」と語っている。
デフォーのバルセロナへの移籍についての報道は憶測の域を出ないものだが、そのレベルにある選手であるとの評価を現地有識者の間でも広まっている。
アストンビラの選手が長時間自陣に引く、というビラ・パークではほとんど見られない異様な試合展開に、ビラ・ファンも特に後半は沈黙を強いられたトッテナム戦。GKブラッド・フリーデルの好セーブなどで大量失点を免れたアストンビラのマーティン・オニール監督は、「前半は素晴らしかった。相手に厳しいプレッシャーを与え、すぐに間合いを詰めていた。後半は相手の見事プレーで中盤を征服されてしまった。我々の運動量が落ち、リズムが狂ってしまい、守勢に回った状態から抜け出すことができなかった。それでも、状況の打開に努めてくれた守備の選手たちの貢献に私は満足している。スティーブ・ワーノックが朝方に体調を崩し、ルーク・ヤングが本来の右サイドバックから左サイドに移ってもらったが、アーロン・レノンにとても良く対応してくれた」と試合を振り返っている。
先制ゴールを決めたイングランド代表候補のFWガブリエル・アグボンラホールについては、「ゴール前2‐3メートルの位置から押し込むかたちというのは、点取り屋にとって典型的な得点パターンだ。ジャーメイン・デフォーやマイケル・オーウェンもあのようなゴールを決めているし、ガビーが決めたゴールは喜ばしいものだ。彼はますます成長していくだろうし、危険な存在になってくれるだろう」とオニールは賞賛している。
| アストンビラ | スタッツ | スパーズ | ||
| 1 | ゴール | 1 | ||
| 1 | 前半ゴール | 0 | ||
| 1 | 枠内シュート | 7 | ||
| 9 | 枠外シュート | 7 | ||
| 3 | 被守備ブロック | 11 | ||
| 7 | コーナーキック | 9 | ||
| 13 | ファール | 10 | ||
| 0 | オフサイド | 1 | ||
| 0 | イエローカード | 1 | ||
| 0 | レッドカード | 0 | ||
| 65.6 | パス成功率 | 80.7 | ||
| 18 | タックル | 27 | ||
| 72.2 | タックル成功率 | 63 | ||
| 36.2 | ボール支配率 | 63.8 | ||
| 45.1 | 敵陣進軍率 | 54.9 |
ブラックバーン 0-0 ストーク・シティ
フラム 1-1 ボルトン
マンチェスター・シティ 1-1 ハル・シティ
ポーツマス 1-4 マンチェスター・ユナイテッド
ウェストハム 5-3 バーンリー
ウィガン 1-0 サンダーランド
控え:アニック、ハットン、ベイル、ベントリー、ジェナス、ローズ、キーン
アストンビラ:フリーデル、Lヤング、ダン、クエジャル、ベイェ、ミルナー、レオコーカー、ペトロフ、Aヤング、アグボンラホール、カリュー
控え:グザン、クラーク、シドウェル、ガードナー、ダウニング、デルフ、へスキー
これまでの離脱期間について振り返るダウニングは、「またフットボールがプレーできる状態に戻れてとても嬉しいよ。ようやくジムで汗を流すだけの生活が終わったしね。負傷で大変な思いをしたけど、新たなクラブの一新した環境、新たなスタッフたちに本当に助けられたよ。リハビリは順調に進んだし、チームメイトも暖かく支えてくれた。負傷した状態で新しいクラブに移籍するなんて変な体験だったけど、今はようやく出場できる状態になった。調子は良いし、今週末の試合も招集メンバー入りを果たしたいね。ここまでは我慢が続いた。これ以上無いってほどの忍耐を強いられたよ。負傷したときは、急ぎすぎないことが大事だ。急ぐと再発しやすいから、辛抱強くしないといけない。だけど、全てが順調に進んだ。あとは試合に出場して、さらにコンディションを上げていきたい。気持ちも充実しているしトッテナム戦でまた出場機会を得たいね」と語っている。
さらに、トッテナムとの重要な一戦についてダウニングは、「今週末の対戦には、武者震いを覚えるよ。おそらく誰もがそう感じているはずさ。相手も我々も共にトップ4を目指しているチームだ。彼らも好調。そして我々も劣らず調子を上げている。ホームでは特に調子が良い。選手たちは前向きだし、このチャレンジを楽しみにしている。私は、結果を出せる自信があるよ。先週、彼らは素晴らしい結果をだした。ありえない結果だけど、さすがに我々が9失点もすることはないだろうね。我々にも強力な攻撃力を持った選手が揃っているから、実力を試される試合になるだろう。トッテナムだって、我々の実力を警戒しているはずだ。攻撃的な試合になるだろうね。良い結果を出したい。そのために頑張らないとね」と意気込みを語っている。
常々、ワールドカップ出場を目指す選手たちの目標の実現を願う発言をしているレドナップは、イングランド代表として強豪ブラジル代表との親善試合で先発フル出場を果たした1週間後のジェナスをウィガン戦のトッテナムの先発メンバーから外している。この決断について振り返るレドナップは、「周囲の人々や選手に気を遣うが故に、物事は難しくなるんだ。JJを外したことには申し訳なくも感じている。彼はワールドカップ出場を望んでいるのだから、先発メンバー漏れは向かい風だ。厳しい選択だよ。選手への気遣いも、すれは本人の気持ちになることもある。ブラジル戦を母国の代表として戦った直後の選手を外すのは簡単なことではないし、最終メンバー入りするチャンスがあるだけに心苦しい。誰にとってもワールドカップに出場するのは夢の実現だろう。私の仕事は選手の立場を理解するように努めることだ。彼らのことを考え、彼らと蜜に接する。選手のことを気に掛けないなんて私にはできないよ。JJがどうゆう状況にあり、これからどうしていかなければならないかは分かっている。ランパード、ジェラード、バリーがいて、おそらくあと1‐2人がメンバー入りするだろう。JJはその枠を狙っており、代表戦では良いプレーを見せていた。トッテナムの先発メンバーから外れされたことはJJにとっても受け入れがたかっただろうし、私にとっても苦渋の選択であった。こういった仕事は、気持ちがいいものではない」とコメント。
土曜日のアストンビラ戦では先発メンバー復帰が予想される26歳のジェナス。ファビオ・カペッロ監督は、クラブ・チームで安定した出場機会を得ていることをイングランド代表選手選考の上で重視すると明言しているため、ベンチが定位置となることは、ワールドカップ出場へのチャンスを軽減させることになる。
その点を分かっての気遣いを見せるレドナップは、「長いシーズンであるし、それぞれに出番はやってくる。JJにも多くのチャンスがあるし、トム・ハドルストンもだ。選手たちは皆、忍耐が求められる。クラウチーはシーズンの序盤に出番が無かったが、彼は耐えた。そこで彼は素晴らしい姿勢を見せ、試合の前には自分の役割を全うした。出場する選手と固く握手をし、皆の健闘を願った。これこそがチームを勝利させるために必要な雰囲気だ。JJも同じように努めていたし、まさに一流選手の態度だ。レギュラーとしてプレーしている時は、控え選手のことを気に掛けるのは難しい。レギュラーは試合に集中し、自身が南アフリカでのワールドカップに出場するために必死にプレーする。選手にしてみれば、イングランド代表の一員としてチームを勝利に導くことができたら、最高のワールドカップにできるだろうからね」と語っている。
小柄なウィングであるヤングは、スピードを活かしたドリブル突破が注目されることが多いが、クロスやシュートなどキック精度も併せ持った対する側からすれば危険な選手。特に昨シーズン、アストンビラの好調を牽引する大活躍を見せていたヤングだが、今シーズンに入ってからはやや平凡なパフォーマンスが続いている。
好調を取り戻せばイングランド代表メンバーにも当然名を連ねる逸材であるヤングに対してシドウェルは、「あれほどのボールを供給してくる選手とプレーしたことはないよ。ウィングとしての彼のプレーは怪物レベルだね。ゴールも決めることができるし、彼の独力で勝利することもあるほどだ。とにかく彼のセットプレーでのクロスの精度は凄いから、エリア内にいる選手はもっと彼のパスやクロスからゴールを決めるようにすべきだよ。アシュリーのアシスト技術はプレミアリーグでも最高さ。だからイングランド代表からも声が掛かるんだ。あとは彼に少しの運が味方すればいいんだけどね。彼のお膳立てからもっとゴールを決めていけば、彼にもどんどん自信が戻ってくるだろうし、パフォーマンスも復調するだろう。昨シーズンの彼のパフォーマンスはファンタスティックだった。今シーズンも私は良くやっていると思うけど、彼は自分が復調したことを周りにアピールしたいだろうね。そうすれば、イングランド代表での可能性も膨らむはずさ」とコメント。
左サイドのウィングでトッテナム戦でも先発出場が見込まれるヤングには、十分な警戒が必要だ。
右サイドにMFジェイムス・ミルナー、左サイドにはMFアシュリー・ヤングと2人のパス、スピード、ドリブル、シュートを兼ね備えた破壊力ある2人。前線はパワー・ストライカーのFWヨン・カリューにスピードあるFWガブリエル・アグボンラホール。さらに中盤にはMFスチュワート・ダウニング、前線には前節途中出場から同点ゴールを決めたイングランド代表FWエミール・へスキーが控え、攻撃陣の戦力充実はリーグ内屈指。
逆に前節のウィガン戦での大爆発を牽引したFWジャーメイン・デフォーやMFアーロン・レノンの好調に期待したいレドナップは、その試合で代表ウィークでの疲労を考慮して温存したFWロビー・キーンやMFジャーメイン・ジェナスら前線、中盤での汗かき役を厭わない選手の起用を検討しているようだ。
先発メンバーについて質問を受けたレドナップは、「おそらく1‐2箇所の変更を加える可能性はあるだろうね。まったく別の試合であり、ホームでの勝利とアウェイでの戦いは異質だ。過去の戦績を見れば一目瞭然だろう。油断をする余裕などまったく無い、極めてタフな試合だ。まず、楽勝などありえないし、ヨーロッパ戦を狙うチーム同士の対戦だからね。準備期間は十分には無いからね。ウィガン戦を終えて家路に車を走らせていた時から、ビラとの試合について考えていたよ。これから1週間はビラ、マンチェスター・ユナイテッドとのカーリング・カップ戦、そしてエバートンとタフな日程だ」とコメント。
中2日でマンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、総力戦が予想されるトッテナム。負傷者も続々と復帰しており、レドナップの手綱の操作が期待される。
若手選手が多いビラの攻撃陣を牽引する30歳のカリューは、トッテナムやビラ、そしてマンチェスター・シティがトップ4の牙城を崩す候補であるとの大方の見方には合意。それだけに、ホームに勝ち点差3で上を行くトッテナムを迎え撃つことのプレッシャーはより大きくビラに掛かっている。
そのプレッシャーを押し退けるように力強く語るカリューは、「4位争いに打ち勝つだけの十分な実力を我々は備えていると思うし、トッテナムやマンチェスター・シティのような相手でも我々が恐れを抱く理由など無いね。すでに彼らのような相手を倒すことができると証明済みだろ。過去3シーズン連続で6位だったわけだし、今の選手層は私が加入してから最高の陣容だ」とビラの実力を誇示。
昨シーズンは年明け後もしばらく4位に位置し続けたアストンビラ。しかし、ストーク・シティ戦で2点先行した状況から2‐2に追いつかれて以降の大ブレーキにより、アーセナルにその座を譲ったビラは、いわば自滅により悲願の4位を逃している。
その果たせなかった目標を熱弁するカリューは、「今シーズンはチャンスがあるはずだ。昨シーズン、最後までは無理だったものの我々は4位以内にいた。1月、2月は4位にいたし、一時はアーセナルに6ポイント差をつけていた。あのストーク戦の後、3試合でいっきにアーセナルに3ポイント上を行かれてしまった。このリーグでは、瞬時に形成が変わってしまう。チームの結束をシーズンを通して維持し、高いパフォーマンスを続けることが重要だ。マンチェスター・シティ、リバプール、そしてトッテナムが同じ目標を持っている。彼らとの戦いに打ち勝つことができると我々自身を信じる必要がある。やれない理由など無い。その目標に向けて突き進むんだよ」と語っている。
現在5位のアストンビラは、トッテナムに勝利すれば得失点差で順位の変動は無いものの4位トッテナムと勝ち点で並ぶが、敗れれば週末の他会場の結果次第では3つ順位を落とす可能性がある。
今シーズン、その4位以上の順位を目指した戦いを続けるトッテナムのFWピーター・クラウチは、まず前節のウィガン戦について、「あのような試合から自信を深めることができないんだったら、どんな試合をしたら良いって言うんだい。あれは誰もが理想的と考える試合だったよ。トップ4になるためには一歩一歩着実に進み続ける必要がある。そのための実力は備わっていると信じているけど、あまりそのことについて多くを語ろうとは思わない。ピッチの上でこそ表現すべきことだからね。ここまでは試合結果で我々の力を証明できているが、今後の全試合で、まずこれまで通りチーム力を発揮し続け、そして周りの情勢を見つめていきたい。周りもその結果をを見て、『オー・マイ・ゴット!』とスパーズの好調を目の当たりにし、注目を集めていければいい。しかし、何より我々の目的はどの試合にも勝利することだ。我々のフットボールは観ていて楽しいし、ファンは自腹を切って観にきているのだからピッチで起こることにエキサイティングしてもらいたい。スパーズの繋ぐパス、そこから生まれるゴール、そしてチームの連動はトップ・クラスだ。チーム全体に強い気持ちのこもったそういったトップ・クラスのプレーが溢れている。ウィガン戦はたった1試合の出来事であるが忘れえぬ試合であり、今後もあのようなプレーができたのであれば素晴らしいことだ。これまでやってきたことをこれからも続けていき、周りのチームのことは過度に気に掛けないでおくよ」と語っている。
アストンビラ対トッテナム
ブラックバーン対ストーク・シティ
フラム対ボルトン
マンチェスター・シティ対ハル・シティ
ポーツマス対マンチェスター・ユナイテッド
ウェストハム対バーンリー
ウィガン対サンダーランド
11月29日(日)
アーセナル対チェルシー
エバートン対リバプール
ウォルバーハンプトン対バーミンガム
前節の1試合5ゴールに加え、イングランド代表も含め今季は固め撃ちが特に目立つデフォーを食い止めることが、アストンビラの勝ち点確保に不可欠と考えるオニールは、「試合では得点能力の高いデフォーに細心の注意を払う必要があるだろう。ハリー・レドナップが、プレミアリーグで最高の点取り屋と称したことに、異論を唱えることはできない。デフォーは本当に優れた選手だ。だが、彼だけを警戒しておけば良いわけではない。トッテナムにはピーター・クラウチ、アーロン・レノン、ニコ・クラニチャルといった多くの優れた選手が揃っているからね」とコメント。
オニールが指摘するように、両サイドのミッドフィルダーと前線の2人が噛み合えば、驚異的な攻撃力を発揮するトッテナム。両軍にとってまさにシックス・ポインターに位置づけられる試合となる。
火曜日のカーリング・カップ第5ラウンドを含め、アストンビラ、マンチェスター・ユナイテッド、エバートンのアウェイ3連戦の総力戦となるトッテナムだがレドナップは、「ルカはゆっくりと着実に復帰の準備を進めており、この長いトンネルに出口が見えかけている。今日のトレーニングで初めて練習に加わったから、我々はようやくルカとの調整を開始することができる」と慎重にモドリッチの最終調整を行っていくと語っている。
なお、金曜の練習にはDFレドリー・キングも復帰しているものの、モドリッチと同じくアストンビラ戦の出場は見送られる。一方、FWジオバニ・ドスサントスは完全復帰しており、アウェイ3連戦でチャンスが与えられる可能性がありそうだ。
前節のウィガン戦で、今季プレミアリーグでは初めてスターティング・メンバーを外れたキャプテンのFWロビー・キーン。アイルランド代表として直前の代表ウィークに2連戦を戦い、パリで2戦目は延長戦を含め120分間を戦い抜いたことも考慮しての先発メンバー漏れと思われるキーンだが、その試合で9‐1の大勝を飾ったことで一部ファンの間から沸いてきた『キーン不要論』に対し、ハリー・レドナップ監督がコメントしている。
昨シーズン前半戦の大低迷からトッテナムを立て直した功労者とキーンを位置づけるレドナップは、「彼に対して批判的な意見を耳にするとうんざりする。昨シーズン、彼はチームを立て直すために極めて重要な役割を担ってくれた。彼が加わわってから、我々が息を吹き返したのは偶然ではないんだよ。彼が交代する際には、その陽気な人格が手伝ってスタジアムの雰囲気が一変する。昨シーズンの彼は我々の中核となる選手だったんだ。当時、私は、『ロビーが戻ってくれれば、きっと状況は好転する』と思ったんだよ。彼はそういった期待を与えてくれる男だよ。人間性の面でも優れた彼の獲得がカギだと感じたんだ。彼がピッチに立てばチームにとって重要な仕事をしてくれる。フットボールにおいてその影響力がもたらすものを理解するのは難しいだろう。スーパースターが揃ったチームが、必ずしも強いとは限らないんだ。それぞれの特性を持ち、ピッチだけでなくドレッシング・ルームでも他の選手とは違う役割を担える選手が大事だったりする。優れたチームには、こういったタイプの選手が必ずいる。ドレッシング・ルームでもピッチ上でも、彼は周りの選手に語りかけて鼓舞している。そういった彼の貢献がとても大事なんだよ」と説明し、精神的な支柱としてのキーンの存在の大きさを強調。
キーンを本来のポジションではない位置で先発起用した際に、陣形のバランスの悪さが露呈されたことで一部ファンの非難の矛先となっていたようだが、期待する役割をこなすキーンのチームへの貢献に、レドナップは不満は一切無いと語っている。
内部情報筋が伝えたところによると、DFベノワ・アスエコトが胃痛および足の付け根の診断と治療のために土曜日のアストンビラ戦に出場した後にフランスに発つようだ。これにより来週火曜日のカーリング・カップ第5ラウンドのマンチェスター・ユナイテッド戦からエバートン戦、さらに長期化すれば再来週のウォルバーハンプトン戦まで離脱する可能性があると見られている。
前節ウィガン戦ではDFセバスチャン・バソングが試合終盤に左サイドバックのポジションに入っており、そのバソングと同ポジションが本職であるDFギャレス・ベイルがアスエコトの離脱の間に出場することが見込まれる。
土曜日にビラ・パークでトッテナムを迎え撃つアストンビラのマーティン・オニール監督は、夏の移籍マーケットでミドルスブラから負傷による長期離脱中の状態で獲得し前節バーンリー戦の終盤に交代出場によりビラでのデビューを飾ったMFスチュワート・ダウニングのトッテナム戦での起用と、負傷により前節バーンリーを欠場したDFジェイムス・コリンズの復帰出場が難しいことを明かしている。
昨シーズン終盤の4月に足を骨折し長期離脱を強いられていたがようやく実戦復帰を果たし、今週水曜日のリザーブ戦にも75分間出場したダウニングは、トッテナム戦で出場すればホームでのデビューとなる。この強力な左サイドの武器を手にしたオニールは、「スチュワートが起用可能となれば我々の戦い方の幅が広がる。彼自身も、チームに復帰し自分をアピールしたい気持ちに溢れているからね」とトッテナム戦での起用をうかがわせるコメントを発している。
一方、ダウニングと同じく夏の移籍マーケットでビラに加わり、DFリチャード・ダンとのセンターバック・コンビが冴えるDFジェイムス・コリンズの負傷からの復帰についてはやや悲観的なオーニル。ウェストハムから500万ポンドの移籍金で加入したコリンズについてオニールは、「ここまでのジェイムスの活躍は何ら驚くべきことではない。彼は実力あるセンターバックであり、勇敢でボールの扱いも巧み。これ以上の要求はできないくらいのパフォーマンスを見せてくれている選手だが、週末の試合(トッテナム戦)に出れるかは微妙だ。この負傷は、しっかりと様子を診ていかなければならないものだからね」と語っている。
なお、DFカーティス・デイビスも負傷離脱中のため、コリンズが欠場となった場合にはDFカルロス・クエジャルがダンとコンビを組むことが予想される。
現地タブロイド紙ザ・サンは、レンジャーズのアルジェリア代表DFマジド・ブゲラの1月の獲得をハリー・レドナップ監督が狙っていると報じている。
レドナップは負傷がちのベテラン・ディフェンダー2人、レドリー・キングとジョナサン・ウッドゲイトのセンタバックの選手層を厚くする意図でブゲラの補強を画策しているとサン紙は伝えており、要する移籍金は400万ポンドと付け加えている。
すでにチャンピオンズリーグのグループ・ステージ敗退も決まり、経営難により人員整理が必要なジャーズとしても27歳のブゲラ放出には前向きに検討する可能性が高い。さらに、先日アルジェリア代表の一員としてエジプト代表とのプレーオフの末にワールドカップ出場を決めた後にスコットランド帰還が遅れたことでブゲラはレンジャーズのウォルター・スミス監督の信用を下げている。
ウィガン戦で5ゴールを叩き込み、いっきにプレミアリーグの得点王争い首位に躍り出たFWジャーメイン・デフォー。その研ぎ澄まされたゴールへの嗅覚の要因について、インターネット上の動画配信サイト「ユーチューブ」での修学をデフォーはあげている。
現在、トッテナムのストライカー・コーチを務めるレズ・ファーディナンドや1986‐87シーズン中49ゴール(うちリーグは33ゴールで得点王)という驚異的な記録を誇る育成コーチのクライブ・アレンから日ごろストライカーの技能を教わるデフォーは、ウィガン戦を振り返り、「夢のような体験だったよ。プレステでも5ゴールなんて記録したことは無いし、現実でそれが出来るなんて凄すぎだね。毎日、レズ・ファーディナンドやクライブ・アレンが付き添うなか、チームメイトと20分くらいプレステで遊んでるよ。あと、クライブのゴールをユーチューブで観ることもある。そうやって技を見習うのは大事なことさ。クライブは1シーズンで49ゴールも記録した。本当に信じられない数字だよ」とコメント。
偉大なる先人の元で、その才能を伸ばし続けるデフォーであった。
ウィガン戦で5ゴールを記録したFWジャーメイン・デフォーは、「試合前から妙な気分だったんだ。アディダスから緑色のシューズを用意してもらってたから、それを試合前に履き試ししてたんだが、クライブ・アレンが合っていないって言うから代えたんだよ。ピンクがかったシルバーのシューズだったんだが、それを履いて5ゴールを決めちゃったんだ」とコメント。
さらに、右サイドから再三に渡りウィガンの守備陣を切り裂いたMFアーロン・レノンについてデフォーは、「アザが別次元の活躍だった。奴のプレーはとてもシンプルだ。あんなスピードを持った選手がチームにいてシンプルにプレーしてくれれば、仲間はとても楽だよ。ボールを持って1対1になったら相手を抜き去ってエリア内に進入。そこからファンタスティックなクロスが2度、俺はそれに合わせてしっかりと飛び込んだだけで、2度ともゴールさ」と、このところ息の合うレノンを賞賛している。
最後に次節アストンビラ戦についても触れるデフォーは、「まだまだ現状に満足していてはいけないね。次の試合は、ビラとのアウェイ戦だ。この試合でも3ポイントを狙いたい。試合に勝ち続けることで自信が膨らむが、1試合で9ゴールなんて誰にとってもファンタスティックじゃないか」と語っている。
ハリー・レドナップ監督が指揮を執って以降、トッテナムの不動の左サイドバックとして急激な成長を遂げているDFベノワ・アスエコト。
リバプールとの今季開幕戦での先制ゴールが記憶に新しい25歳のアスエコトは、今季に入ってトッテナムとの契約を延長し、さらに先日にはカメルーン代表としてワールドカップ出場も決めている。
3年前にランスから低価格の移籍金で加入したフランス育ちのアスエコトはレドナップ体制下の自らの急成長について、「いろいろな要因があるとは思う。(トッテナムに加入して)長期間の負傷離脱の前にはたったの6ヶ月しかプレーできなかった。試合感を取り戻し、今は自信もかなりついてきた。ハリーは私に確固たる信頼を置いてくれている。他の監督は、これほどには私を信用してくれていなかったように感じるよ。これまでの監督からは、もっと喜怒哀楽を表に出せとか、もっと笑えとか、もっと英語で話せとか言われてきたけど、ピッチ上で自分の真価を見せることが出来れば、そんなことは大して重要ではないんだ。まさに今、私が試合でやっているように、そしてトッテナム・ホットスパーのためにますます良い選手になっていくことが重要なことだと考えているよ」とコメント。
前回の代表ウィークの最中、カメルーンに住む実父が他界したために、ワールドカップ出場を決めた後は祖国の母親と悲しみの時を過ごしたアスエコト。この悲しみを乗り越え、更なる成長を期待したい。
シーズンの大半を4位で過ごした2005‐06シーズンにスパーズの躍進を支えたダービッツは、すでにスパーズを離れていた2008年のカーリング・カップ優勝の際もいの一番にスパーズにファックスで祝辞をおくるなど変わらぬ愛を持ち続けているレジェンド。
誰よりもトッテナムのチャンピオンズリーグに懸ける思いを知るダービッツは、「いつも彼らの悲願達成を応援しているよ。ついに4位になる日が訪れることを私は願っている。まだまだ厳しい戦いは続くし、長い道のりだ。実際に確定するのは最後の数試合になるだろうからね。私がいた頃のように、最終節まで縺れるようなことにはならないでもらいたい。シーズンの滑り出しは快調だが、これは短距離走ではなくマラソンだ。シーズンの後半戦に彼らがどのような戦いをするかが大事だね。最近、トレーニング場に顔を出したんだけど、ハリーはとてもリラックスしていた良い雰囲気だったよ。彼が私を招いてくれたわけでないが、ロンドンに来たので一言挨拶をして、様子も見てみようと思ってね」と語っている。
2006年のシーズン最終節、アプトン・パークで起こった悲劇についてダービッツは、「ウェストハムとの試合のことははっきりと覚えている。クラブで過ごした日々は全て充実したものであったし、1つの敗戦、あのシーズンを5位で終えたことでもそれが揺るぎはしない。スパーズが私と契約を交わした際の目標はただ一つ。ヨーロッパへの参戦だった。そしてそれは成し遂げた。チャンピオンズリーグ出場の夢は叶わなかったが、あと一歩までいったことでその夢はより近いものになった。あの年は、近年では初めてヨーロッパ戦への切符を手にした年だった」と振り返っている。
このレドナップの発言により、今週土曜日に控えるアウェイでの次節アストンビラ戦が極めて重要な戦いになることは揺るがなそうだ。
なお、チャンピオンズリーグ出場権はプレミアリーグの上位4つに与えられ、ヨーロッパ・リーグの出場権はそれに次ぐリーグ5位、およびFAカップとカーリング・カップの2つカップ戦覇者に与えられる。
ロシア代表メンバーとしてワールドカップにベスト・コンディションで出場するため、という大義は先日のスロバキア戦の敗退で消滅したものの、やはり移籍への意思を代理人を通じて発し続けているパブについてレドナップは、「我々は強力なチーム戦力を備えており、さらにルカ・モドリッチがこれから復帰を控えている。十分すぎる戦力と言えるだろう。ロマン・パブリュチェンコを売るつもりはないし技術的にファンタスティックな才能を備えている選手だが、彼自身は移籍希望を唱え続けている。素晴らしい才能を持った選手であり、レギュラーとしてのプレーを望んでいるが、デフォー、クラウチ、キーンが皆揃って好調であるから難しい状況だ。彼にとってはアンラッキーとしか言いようがない」とコメント。
ロシア・プレミアリーグは今週末にシーズン終了でリーグ再開が来年4月となることから、ロシア復帰がパブの最優先であるならば1月の完全移籍が実現しない可能性もあり、トッテナム残留、ローン移籍などを含めて、動向が注目されそうだ。
その当事者として挙げられているのがアーセナルのロシア代表キャプテンFWアンドレイ・アルシャビンと、トッテナムのFWロマン・パブリュチェンコ。試合直前のチーム・ミーティングの際には既に関係が悪化しており、一部報道では戦術についての話を始めたアルシャビンに対して、パブリュチェンコが食って掛かったとの情報も出ている。その状況を目撃した者の証言として、「非難されるべき唯一の選手はロマン・パブリュチェンコだ。彼は、アンドレイを黙らせるためにかなり語気を強めていた」と一部新聞紙が掲載。
さらにソベトルキ・スポーツ紙は、3選手が試合前夜遅くまで酒盛りを交わしていた事実すっぱ抜いている。その3選手とは、アルシャビンとアレキサンダー・アニョコフ、ウラジミール・ビストロフのゼニトでの元チームメイトであり、そのリーダー格であるアルシャビンはロシア代表チーム内でも長らく孤立していたと別紙が伝えており、キャプテンの不真面目な態度に、普段から寡黙だが代表チームへの思い入れが人一倍強いパブリュチェンコが異を唱えたとのストーリーがロシア国内メディアの本流となっているようだ。
さらにキャプテンのDFマリオ・メルキオットはファンに向けて、「選手一同のサポーターへのお詫びの気持ちとして、我々からファンの甚大なるクラブへの忠誠心に少しでも報いたいとの姿勢を見せたかった。あのような不甲斐ないパフォーマンスを見せてしまったことについて、プロの選手として多くの言葉は無いのだが、本来の我々の実力からは程遠いものであり、まずファンに申し訳ないと感じている。気持ちを切り替えて、まず今週の練習に集中し、土曜日には立て直しを図りたい」とコメントしている。
これはウェンブリー、エミレーツ、2012年オリンピック・スタジアムに先駆けた申請であり、これら3つのスタジアムも今週水曜の申請期限日までに追随することになると予想されている。
エミレーツ・スタジアムや五輪スタジアムは、FIFAが開催スタジアムに要求する条件に満たない項目があると伝えられているが、これらについても解決への対応がなされているようだ。
ロンドン・ユナイテッドは、木曜の朝にイングランドの招致活動母体であるイングランド2018に希望開催地として取り纏めた申請を提出する。
ウッドゲイトは、「ジャーメイン・デフォーは最高の俊敏性を持ったストライカーだ。それはプレミアリーグだけではなく、世界でも最高という意味でね。その動きのキレに加えて、練習中のように落ち着いたプレーをし、ミスもない。JDは、思い描いたことが全て実現できる。ファビオ・カペッロ(イングランド代表監督)も信頼を置いているだろうが、彼は絶好調だ。ワールドカップでも間違い無く強烈なインパクトを残してくれるだろう。彼はまだまだその才能に比べて知名度は高くない。だがその実力はブラジルのストライカーやメッシの域にも達している。ブラジル代表やバルセロナならば最高レベルのストライカーを保持していて当然だが、ジャーメイン・デフォーがバルセロナの最前線でプレーしても、これまで同様に素晴らしい活躍をすると私は断言できるよ」とデフォーの実力に太鼓判を押している。
前半はまずまず善戦していたものの後半から悪夢を見ることになったマルティネスは、「この試合の低調なパフォーマンスの責任は我々自身にある。最初の3‐4失点は酷くずさんな我々の守備からのものであり、本来の我々とは程遠い全く許されざるものであった。前半はしっかりと戦い抜いていたし、まだまだ立て直せると前向きに考えていた。しかし、やはり我々自身のお粗末で許されざるディフェンスによって手痛い傷を負わされることになってしまった。我々はフットボールで敗れ、この教訓を胸に前進しなければならない。相手には絶好調の選手が数名いた。アーロン・レノンとジャーメイン・デフォーが特に際立っており、彼らのもとにボールが入るなり全てが我々の失点に繋がっている気がするほどだった。いつもの我々とは別のチームのようであったし、負った傷はあまりにも深い。この試合での体験をしっかりと学び取り、今後このようなことが二度と起こらないようにしなければならない」とコメント。
なお、ウィガンは次節、サンダーランドと対戦する。
シアラーは1999年9月にニューカッスルの選手としてシェフィールド・ウェンズデー戦で5ゴールを記録。コールは1995年にマンチェスター・ユナイテッドの選手としてイプスウィッチ戦で記録している。なお、そのコールが5ゴールを記録したオールド・トラフォードでの試合でユナイテッドが9‐0の大勝を記録しており、それが1992年に始まったプレミアリーグ史上、最多得点差の試合となっている。
なお、今回のトッテナム戦で9失点を喫したウィガンは、プレミアリーグの最多失点の記録に並び、さらに8月にホームでユナイテッドに5‐0で敗れているため、今シーズンのホーム戦最多得点差での敗戦記録と今回のトッテナム戦でアウェイ最多得点差の敗戦記録の不名誉な2冠を樹立することになっている。
プレミアリーグでの1試合での両軍計最多得点数記録は、2007年にフラットン・パークで行われたポーツマス対レディングの試合で、7‐4でポーツマスが勝利し計11ゴールが生まれている。イングランドのリーグ戦での最多となると1946年のディビジョン・ツー(当時の2部)でニューカッスルがニューポート・カウンティを13‐0で退けた試合が記録となる。
| スパーズ | スタッツ | ウィガン | ||
| 9 | ゴール | 1 | ||
| 1 | 前半ゴール | 0 | ||
| 14 | 枠内シュート | 4 | ||
| 12 | 枠外シュート | 6 | ||
| 1 | 被守備ブロック | 3 | ||
| 10 | コーナーキック | 5 | ||
| 9 | ファール | 10 | ||
| 5 | オフサイド | 3 | ||
| 1 | イエローカード | 0 | ||
| 0 | レッドカード | 0 | ||
| 80.6 | パス成功率 | 73.4 | ||
| 29 | タックル | 17 | ||
| 72.4 | タックル成功率 | 76.5 | ||
| 54.1 | ボール支配率 | 45.9 | ||
| 51 | 敵陣進軍率 | 49 |
控え:アニック、ハットン、バソング、ベントリー、ジェナス、キーン、パブリュチェンコ
ウィガン:カークランド、メルキオット、ブランブル、ボイス、エドマン、エンゾグビア、シャルナー、トーマス、ディアメ、スコットランド、ロダレガ
控え:ポリット、フィゲロア、カポ、クーマス、趙源熙、ゴメス、シンクレア
マルティネスは、「過去16ヶ月に渡り、スパーズは着実なる強化が図られている。どの移籍マーケットでも手堅い補強がなされ、ファンタスティックな戦力を誇るに至った。特別な思い入れを抱けるクラブであり、確固たるスタイルを持ったチームは観ていてとてもエキサイティングだ。私は、この試合がオープンでプレミアリーグを象徴するような戦いになると予想しているよ。ハリー自身もそう語っているだろうが、私は彼に強い尊敬の念を持っており、これまでのキャリアで彼が成し遂げてきた偉業を私は心から崇拝している。彼のマネイジメント能力がこれまでのあらゆる環境での成功の礎であり、今の彼の仕事はプレミアリーグでも頂点を争えるチームを築き上げることだ。この試合では中盤の真ん中に多くの見所がるだろうね。スパーズの選手たちとそのプレー・スタイルから、まさに試合のカギを握るのはそのポジションだ。我々も中盤の戦力は充実しており、ボールの奪い合いにおいてタフな戦いが展開されるだろう。だからこそ、私はオープンな戦いを予想している。早いテンポで試合は進行し、互いに多くのチャンスが生まれるだろう。試合の結果は、ゴール前でどれだけ冷静になれるか、という点に委ねられるだろうね。もちろん、中盤中央の争いは見ものだね。ウィルソンの経緯もあるし、我々の彼に対する思いもあるから、試合を通じて彼には視線が注がれ続けるはずだ。そして、彼と同郷のヘンドリー・トーマスとのマッチアップは、きっと盛り上がるはずだよ。だが、ピッチのいたるところでこの日の主役を目指す熱い個々の選手のぶつかり合いが繰り広げられるのさ。この2チームの対戦は、フットボールの真骨頂たるエキサイティングな戦いが必至。我々は最善の戦いを心掛けなければ、トップ4に肉薄する相手を倒せはしないだろう」とコメント。
アウェイでありながら、守備的にはならずオープンな戦いを宣言するマルティネス。好ゲームが期待できそうだ。
レドナップは、「その件については会長の決めることだが、彼を失うことは我々の本意ではない。ロマンは先発出場の機会を望んでいるが他のストライカーが絶好調であるために彼にしてみれば辛い状況を強いられている。出場機会を求めての移籍報道はこれまでも多く聞かれてきたが、我々は彼に満足している。彼がここでの生活に満足できておらず、他のクラブが適正な金額を提示してくるのであれば、交渉の余地はあるのだろうが、安い移籍金でここを去ることはないだろうね」とコメントし、2年半の契約期間が残されているパブリュチェンコの移籍について、クラブとして1月も強気の姿勢をとることを匂わせている。
なお、ローマのディレクターを務めるダニエレ・パラデが、パブリュチェンコの獲得交渉のためにロンドンを訪れているとの報道も出ており、パブの去就とさらに4番手ストライカーの補強が1月のトッテナムの第一の注目ポイントとなりそうだ。
その難しい連戦を乗り切るためにもホームのウィガン戦の結果を重視するゴメスは、「トップ4を狙うのであれば、ホーム・ゲームは必ず勝たなければならない。そして、アウェイで勝ち点を積めるかどうかがトップチームの間での争いになるだろう。我々はアウェイでも結果を出せるだけの優れた選手を揃えているし、この調子でいけばリーグの上位に留まることができるだろう。これから難しいアウェイの戦いが我々を待ち構えているが、ウィガンで勝ち点3を獲ることができれば、それらアウェイ戦に不可欠な更なる結束が生まれるはずだ。今シーズンのウィガンは何度か良いフットボールをしているし、倒しのは簡単ではないだろう。だが、私は楽観主義者だ」と、マッチデー・プログラムの中で語っている。
実戦復帰はさらに2週間程度と見込まれており、早ければ12月初めのカーリング・カップ対マンチェスター・ユナイテッド戦になるとのこと。
バーミンガム 1-0 フラム
バーンリー 1-1 アストンビラ
チェルシー 4-0 ウォルバーハンプトン
ハル 3-3 ウェストハム
サンダーランド 1-0 アーセナル
マンチェスター・ユナイテッド 3-0 エバートン
代表ウィーク前のサンダーランド戦で再び足の負傷による交代を強いられていたキングは、完治不可能の慢性的な膝の負傷により、出場可能試合数にも限りがある。それでもレドナップは、「私は今でも彼の能力を極めて高く評価している。体調さえ整えば、彼は疑いなくファンタスティックな選手であり、最高レベルの選手に違いない。5‐6試合連続で無事に戦い抜けるようなコンディションが彼には必要なんだ。現時点で、彼は足の故障を抱えており、試合に出れるコンディションではないが彼は今季これからも十分な試合数で活躍してくれると思っている」とコメント。
さらに、すでにファビオ・カペッロ監督からは構想外と採れる発言が出ているもののレドナップは、「私の個人的な意見として、たとえ2試合しかプレーできないとしても、彼はイングランド代表にとって貴重な戦力となりえる。負傷者が出ることを想定した場合、彼ほど素早く適応できる選手はいないだろう」と語り、キングのワールドカップへの参戦を後押ししている。
バーミンガム対フラム
バーンリー対アストンビラ
チェルシー対ウォルバーハンプトン
ハル・シティ対ウェストハム
リバプール対マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド対エバートン
サンダーランド対アーセナル
11月22日(日)
ボルトン対ブラックバーン
ストーク・シティ対ポーツマス
トッテナム対ウィガン
声明では、アイルランド代表及びサポーターの失意には理解し、判定にミスがあったことを認めつつも、過去にフランス代表も同様の辛い経験をしていることから、再試合の要請は受け入れられないとしている。
なお、FIFAも同日に、試合中の全決定は主審が行い、試合後にそれを覆すことは無いとの競技ルールに則り、FAIの再試合要請を棄却している。
若手指揮官の成長を阻害する傾向について疑問を呈するレドナップは、「6‐7試合、悪い結果が続くだけでプレッシャーにさらされ、そして若い監督はチャンスを得ることができない。悪い時期が続けば、直ちに職を追われることになる。この国には多くの若くて有能な監督やコーチがおり、彼らには然るべきチャンスが与えられるべきであるが、どうやらそういったトレンドはないようだ。私は10年間、ボーンマスで地盤を築いた。この国の下部リーグには素晴らしい素質を持った若い指揮官がいるが、彼ら若く有能な指揮官たちは、トレンディではないという理由で今後もチャンスを得ることなく埋没してしまうだろう。現在のオーナーは、すぐにワールドクラスと言われる監督をスペインやイタリアから招聘し、その監督が大物選手を国外から引き抜いたりと、国外の監督にばかり大きなチャンスを与えたがる。そうやって、この国の若い人材はますます隅に追いやられてしまうのだ。この国のトップ・リーグは、次々と国外からやってくる億万長者によって取り仕切られ、彼らは揃って人生の勝ち組であり、故に勝利のみを最優先させる。だが、フットボールの現実は、全員が勝利することはできないのだ。リーグ王者になるチーム、カップ覇者になるチーム、そしてチャンピオンズリーグ出場権を得るチームがいるだろうが、それに漏れたクラブのオーナーは1番になれないのに巨額を投じている意味を見失うことになる」とコメント。
さらに日曜にウィガンをホームに迎え撃つレドナップは、長らく続いているトップ4のリーグ寡占状態について、「今シーズンは、大きな可能性を持った年だ。リバプールがスタートに躓き、マン・シティ、アストンビラ、我々やエバートンが、ヨーロッパ出場権を狙い挙っている。これらチームのうちどこかが寡占状態を打つ崩すことこそが今季のテーマだ。どこか一つがそれを実現させる絶好のシーズンだと私は感じているよ。しかし、優勝はマンチェスター・ユナイテッドかチェルシーだろうね」と語る。
このウィガン戦は現地テレビ中継があるわけでもなく、それ以外の一般的な日曜開催の理由であるヨーロッパ戦(主に木曜開催のヨーロッパ・リーグ)があったわけでもない。確かにプレミアリーグの規約によれば、対戦する両クラブの合意により同週末の土曜、日曜の日程変更が可能となるが、連盟の代表を務めるマルコム・クラークは、「おかしな方向に進んでいると感じている。同様の理由で、あまりにも多くの試合の日程に手を加えられた。テレビ中継があるわけでもなく、対戦チームがその週の木曜に試合が有ったわけでもないのならば、本来は変更が加えられるべきではないのだ。これは由々しき傾向であり、我々はプレミアリーグとの次回の会合での議題にあげるつもりだ。クラブの思うがままに、金だけ払うファンなどいないということを明確にしておかなければならない」と語っている。
レドナップは、「代理人が会長(ダニエル・レビィ)に電話をかけてきて、選手の出場機会の少なさに文句を言ってきたんだが、これにはぶったまげたね。『おたくの監督さんは、何であの選手を起用しているんですか?』ってな具合だよ。私には少しばかり斬新過ぎた。奇妙な感じだが、理解するにはかなり苦しむね。選手自身は直接自分が出場チャンスをもらえない理由を勇気を出して聞きに来ることすらせずに、フットボールのことなど何も分かっていない代理人がいきなり電話をかけてくるなんてね。代理人ってのは、選手の金銭的なことをサポートするためにいるんだ。彼らは選手がどんな形でキャリアを終えるか、なんて興味は無いんだよ。にもかかわらず、会長に電話をかけてきて選手の起用法について尋ねてきた。会長が事を荒立てもせず、私にこの電話での愚行を伝えてくれて助かったよ。しかし、こんなに度胸があることをしてくるなんて恐れいった。そして、代理人に頼んで会長に起用法を問うような貧弱な選手がいることにも驚かされたよ。選手は、私に直接会って、話をすべきだ。それが通例であるし、最近は私も頻繁にそういった機会をもうけている」と、耳を疑いたくなるような事実を明かしている。
2000年にニューカッスルに加入して以降、2007年までプレミアリーグでは一定の実績を持つルアルアは、ポーツマス時代にはハリー・レドナップ監督のもとでプレーし、現在はカタールのアル・アラビに所属している。このアル・アラビとの現契約が来週に満了する28歳のルアルアに対して、トッテナムが週給4万ポンドの2年半契約を提示し獲得に動くとサン紙は伝えている。
ロシア代表のワールドカップ出場が潰えたFWロマン・パブリュチェンコには、それでも1月の移籍マーケットでの移籍の可能性が高いとみられており、4番手のストライカーとしてルアルアが加入が実現するのか注目される。
フランス国内メディアや世論も、決勝点につながったFWティエリ・アンリの手でボールを扱ったプレーに対する不満が挙がっており、FIFAだけではなくFFFにも良識を問うかたちで再試合を要請するかたちとなっている。
なお、過去のワールドカップ・プレーオフにおいて、2005年にアジア予選のバーレーン対ウズベキスタンの試合が日本人の吉田主審の誤審によりFIFAの指示で再試合が行われたことがある。
その際は、吉田主審がウズベキスタンのPKのゴールを、キックの際にペナルティ・エリア内に味方選手が入っていたとして無効とし、ルール上は再度PKを蹴ることになるはずが、バーレーンのフリーキックとする明確な誤審が発生。バーレーンが1‐0で勝利した試合が再試合になっていた。
アイルランドのダーモット・アーハン法務大臣と、アーセナルの育成コーチを兼任するアイルランド代表のアシスタント・コーチ リアム・ブラディが、試合から一夜明けた木曜の朝にFIFAに対して再試合の要請。
しかし、英国高級紙ガーディアンの記者がFIFAの広報に問い合わせたところ、再試合の可能性はゼロだとの返答を得たと同紙は伝えている。
この試合で、延長前半に生まれたFWティエリ・アンリのアシストによるDFウィリアム・ガラスのゴールについて、アイルランド代表のFWロビー・キーンは試合後のユーロスポーツのインタビューで、アンリの手を使ったボール・コントロールに対して、「あまりにも分かりきったハンドだ。実に腹立たしいね。FIFAはアイルランドのワールドカップ出場を望んでいないだろ」と猛然と怒りをぶちまけている。
続けて試合について振り返るキーンは、「今夜の試合ではチャンスを作れていたし、我々自身の戦いに誇りを持てるが、本戦出場は叶わなかった」と語っている。
さらに、ピッチ上でのアンリとのやり取りを明かすセント・レジャーは、「確かに、彼は『偶然、ボールが当たってしまった』と言っていた。だが、ビデオを見れば彼が明らかに故意にボールを掴んでいるのが分かるだろう。このご時世にもなって、FIFAがビデオ判定を用いないというのは理解に苦しむね。ビデオ判定を行ったって、たった10‐20秒程度の手間だろ。あまりにも多くの人間の夢を打ち砕くこの現状を考えれば、今こそビデオ判定を時だ。アイルランド代表の一員としてワールドカップに出場し、プレーしたいという夢は、儚く消え去ったんだ。仲間のみんなも同じ気持ちさ。あまりの失望の大きさに、今の時点では言葉にできないほどだよ」と、敗戦の失意を抱えながらも、その憤りを吐露している。
しかし、敗戦直後のインタビューを通じて、若干落ち着きを見せたセント・レジャーは、「確かに褒められる行為ではないけど、彼は自分のチームをワールドカップに導くのが仕事なんだ。もしも、仲間の一人が同じようなことをしていたとしたら、チームメイトは何ら変わらない態度で接しただろう。彼らのような態度はとらないとは言えないよ。世界中で起こっていることなんだよ。あからさまなズルがね」と語り、矛先をややぶらしてインタビューを終えている。
しかし、第1戦とのトータル・スコアで勝ち越すための2点目が奪えぬまま90分が経過し、延長戦に突入。15分ハーフの延長戦前半に失点を喫し、1‐1のまま延長戦は終了。トータル・スコアで2‐1としたフランスが2戦を通じての勝者となり、アイルランド代表の南アフリカへの夢は断たれている。
今シーズン、センターバックでは最多出場のDFセバスチャン・バソングは先月末のアーセナル戦で負傷し、第一報では1ヶ月の離脱と報じられているため、DFジョナサン・ウッドゲイト、DFマイケル・ドーソン、またはMFトム・ハドルストンをコンバートしてセンターバックを組むことが予想される。
パブリュチェンコは、「母国ロシアに帰りたいと強く願っている。ロシアのクラブからのオファーを受け入れる心の準備はできているんだ。トッテナムも、今回は私の気持ちを酌んでくれる思う。このままで状況が改善するとは思えない。6ヶ月前からベンチに座りっぱなしだからね。あのクラブにはと留まりたくないってハッキリと決断したんだ。監督は、私自身の努力次第だと言い続けているけど、状況はまったく変わらない。打開策を見つけなければならないんだよ」とコメント。
今シーズンに入ってから特に不遇の時を送るパブリュチェンコだが、「最初のシーズンは出場機会が多かったし、ゴールもまずまず記録できて代表チームでも上手くいっていた。イングランドのフットボールに適応していくことで、新たに多くのことを習得できたのも事実だよ。だから後悔は無い。だが、今の状況は望ましいものとは言えないね」と、イングランドの地を踏んだことへの後悔は無いと発言している。
水曜日にフランスの首都パリのスタッド・ドゥ・フランスで行われるワールドカップ欧州予選プレーオフ第2戦に挑むアイルランド代表のFWロビー・キーン。
2014年のブラジル大会時にはすでに34歳となるキーンにとって、ワールドカップの舞台に立つための現実的な最後のチャンスとなるこの大一番。第1戦を1‐0の敗戦で折り返し、追う立場となるその決戦を前にキーンは、「これが私のラスト・チャンスだって?そんなことは口にしたことは無いよ。次の大会まで4年あるんだ。今は、この試合にだけ集中すればいい。試合が終わったら考えればいいことさ。今大会に我々が出場できることを願うだけだよ」とコメント。
現在、代表キャップ数が95のキーンは、本大会に出場できれば南アフリカで記念すべき100キャップを数えることになる可能性が高い。さらに同僚のGKシェイ・ギブン、DFケビン・キルバーンは、スティーブ・ストーントンが持つアイルランド代表記録の102キャップを今夜のフランス戦で迎える。
過去のワールドカップとヨーロッパ選手権のプレーオフで、第1戦に敗れたチームが出場を決めたケースは、2003年のオランダ代表(対スコットランド)の1度のみというデータは如実にアイルランドが置かれた過酷な状況を示しているが、試合終了の笛が鳴るその瞬間まで諦めない男ロビー・キーンは、「我々が成すべきを成すことができなければ、本大会には出場できない。単純なことだよ。大きなニンジンが目の前にぶら下がっているんだ。子供の頃から見てきたワールドカップの舞台がね。我々が先制点を取れば、フランスにプレッシャーを与えることが出来る。さらに2点目を決めることができれば、相手は慌てふためくだろう。拮抗した試合になることが予想されるが、波乱を起こせると信じている」と、敵地での逆転劇をイメージし、闘志を燃やしている。
決戦の会場となるパリ北部のサンドニには25000人のアイルランド・サポーターが駆けつけることが予想されており、2002年大会以来となるワールドカップ出場に向けた強力な後押しが期待されている。
現地タブロイド紙ミラーは、トッテナムがプリマス・アーガイルの16歳DFジェイミー・リチャーズの獲得に動いていると報じている。
プリマスのアカデミーでプレーする長身ディフェンダーのリチャーズには、マンチェスター・ユナイテッドも獲得に関心を持っているとされているが、ロンドン出身のリチャーズの家族の意向もあってトッテナムへの移籍がより望ましい選択となっているようだ。
なお、プリマスとのプロ契約を交わしていないリチャーズの獲得には、補償金として50万ポンドを要するとみられている。
土曜日に行われた親善試合のスコットランド戦にフル出場を果たしたウェールズ代表DFギャレス・ベイルは、大幅に若返りを図っての新たな船出となった新生ウェールズが3‐0と大勝した試合に確かな感触を掴んだようだ。
今シーズン序盤は負傷により離脱していたベイルだが、復調して以降はカップ戦での出場やリーグ戦でベンチ入りする機会が増え、ハリー・レドナップ監督の信頼を受けていることがうかがえる。しかし、左サイドバックのレドナップのファースト・チョイスがDFベノワ・アスエコトであることには揺るぎが無く、ベイルにとっての最大の勝負はそのアスエコトがカメルーン代表としてアフリカ・ネーションズカップ参戦により不在となる来年1月となる。
すでにトッテナムで3シーズン目を迎えているものの、いまだ20歳の若手であるベイルは、「ようやくトッテナムの先発争いに参戦し始めたところさ。この調子で良いプレーを続けたいし、ウェールズでも勝利を重ねていきたいね」とコメント。
ウェールズの3‐0の勝利にベイル以上に大きく貢献したのが、ベイルよりもさらに2つ年下のアーセナルMFアーロン・ラムジー。そのラムジーら、若手選手の台頭こそが今後のウェールズ代表の明暗を分けると考えるベイルは、「我々は練習中、本当に多くのことを学んでいる。それはウェールズ代表の試合のピッチの上でも見て取れることだ。これから12ヶ月間が、アーロンや私にとってとても重要な時期になる。多くのことを修得し、成長し続ければ、さらに良い選手になれるはずだよ。チーム全体で一丸となっている。ドレッシング・ルームでも打ち溶け合っているし、同じクラブ・チームで戦っているような良い雰囲気だね」と自身にとっても、重要な時期が目の前に控えているいるとの見方を明かしている。
今シーズンからロベルト・マルティネス監督に率いられる今週末の対戦相手ウィガン・アスレチックのDFエリック・エドマンは、2008年3月に負った膝の故障により長期離脱を強いられていた。2009年1月負傷からは復調したものの、およそ10ヶ月の戦線離脱の間にウィガンの左サイドバックでホンジュラス代表DFマイノル・フィゲロアが台頭。出場チャンスが得られるまま負傷から18ヶ月が経過し、ようやく前節フラム戦で実戦復帰を果たしている。
エドマンの実戦復帰は、奇しくもエドマンに長期離脱を強いた膝の靭帯損傷がフェゲロアを襲ったためであったが、その負傷から年内復帰を目指すフェゲロアについてエドマンは、「マイノルが左サイドバックのファースト・チョイスだと私は思っている。ここ数シーズン、彼は本当に素晴らしい活躍をみせているからね」と高い評価をくだしている。
昨年までウィガンを率いていたスティーブ・ブルース監督がサンダーランドに去り、マルティネスの元ではフラム戦が初出場となったエドマンは、「日曜日の試合(前節フラム戦)が、私にとって新監督の元での初の出場となったけど、これまでと比べて戦い方に大きな変更があったね。まだ新たな戦法にチームとして適応している段階だけど、監督も言うとおり時間が掛かるものさ。それに、新たに加わった選手も多いし、彼らは新たな環境に適応する必要もある。私個人としてはチャンスがあったときに最善を尽せるように努めたいね」とコメントしている。
今週末の日曜、トッテナム戦でも先発出場が見込まれるエドマンのトッテナム戦以降の活躍を祈りたい。
現役時代はノッティンガム・フォレスト、リバプール、アストンビラなどでプレーし、引退後は俳優業、フットボールの解説者やコメンテーターなどを務める元イングランド代表ストライカーのスタン・コリモアが、先週バイク事故に遭ったトッテナムGKカルロ・クディチーニに対して厳しいコメントを発している。
ミラー紙のインタビューでコリモアは、「もちろん俺はカルロ・クディチーニの早期回復を願っている。しかし、バイクに乗ったのだからクラブをクビになって然るべきだと思うね。まずこのバイク事故のことを聞いた時、最初にその容態を気に掛けたさ。だが、俺自身がフットボール選手だったころも、その契約の最も重要な項目としてバイクや危険なスポーツの一切を禁じられていたんだ。プレミアリーグの選手が(交通量の多い)ロンドンでバイクに乗っているという事実に俺は衝撃を受けたよ。トッテナムのハリー・レドナップ監督は、周囲の声を聞いてもこのゴール・キーパーのことを高く評価していないようだな。クディチーニが回復したら、おそらく新たなクラブに移ることになるだろうな。プロのフットボーラーとして、バイクに乗るなど絶対にしてはならない行為だ。ほとんどの選手は面倒臭がって読んでいないんだろうが、選手の契約内容を読んでみれば、そのことはハッキリ書かれているはずだ。俺は、引退するまではバイクには乗るな、と常に言われていたぜ」とコメント。
トッテナムとの契約が今シーズン限りとなっているクディチーニ。チェルシーからフリーで獲得した経緯もあって、控えのゴールキーパーとしては破格の4万ポンドの週給(年俸換算でおよそ3億円)が払われていると伝えられているが、最近でも無傷で済んだ自動車の飲酒自爆事故のMFデイビット・ベントリーにも罰金が科された例があり、罰金というかたちでのペナルティが科されることは不可避と思われる。
ポーツマスのポール・ハート監督は、トッテナムからローンで加入しているMFジェイミー・オハラを当初のローン期限である1月以降のシーズン後半戦もポーツマスに留め、シーズンを通してプレーしてもらいたいという意思を改めて明かしている。
8月末にポーツマスへのローンが決まって以来、出場チャンスを得ながら高いパフォーマンスを続ける23歳のオハラ。すでに、ポーツマスの中盤の中心的役割を担い、闘争心を前面に出しチームを鼓舞するオハラの姿勢もハートのチーム構成から欠くことができない存在へとさせている。
ハートは、「8月に補強した他の選手同様にジェイミーは見事にチームに適応してくれている。彼自身もここでの線且つを堪能してくれていると思うし、留まることを前向きに捉えてくれているだろう。彼の発言でも、出場機会が十分に与えられる環境から離れたくは無いという意思が伝わってくる。しかし、我々の抱える全ての選手が出場チャンスを得るという環境を作ることは困難だ。そこは選手の出来に係ってくる。彼のパフォーマンスに基づいて我々は彼を留めたいと考えており、その意思に変わりは無い。そして、ジェイミー自身も留まりたいと言っている」と語り、オハラが留まることを望んでいることを表明。
新オーナーであるアリ・アルファラジが1月の移籍マーケットでどの程度の選手補強費を捻出してくれるかがいまだ不鮮明であり、それによってはシーズン後半のプランにも影響があるポーツマス。しかし、チームの現状から今シーズンの目標がプレミアリーグ残留であることは揺ぎ無く、夏のチーム大改造の混乱からようやくハートが築き上げたチームに大きなメスを入れることは得策ではないため、オハラが留まることになれば、オハラ中心のチームとしてシーズンを戦うことになりそうだ。
先日、FIFAの副会長でありワールドカップ開催地決定にも強い発言力と政治力を持つトリニダード・トバゴ人のジャック・ワーナーから2018年のワールドカップ開催招致に動くFA(イングランド・フットボール協会)に対して、再び交戦的な態度をみせている。
かつて、いわれなきイングランドへの中傷をメディアを通じて続けた挙句、イングランドと自国トリニダード・トバゴとの親善試合がトリニダード・トバゴのホームで組まれたことでイングランドにその発言を撤回、陳謝したことがあるワーナー。さらに、トリニダード・トバゴが生んだ英雄、ドワイト・ヨークが代表引退を決断した際には、当時所属していたサンダーランドやロイ・キーン監督(当時)に怒りの矛先をぶちまけるなど、横暴さが際立つワーナーが今回いちゃもんを付けたのはワーナーの妻への賄賂。
先月、ロンドンで行われたフットボールの会合に参加したワーナーは、そこで前FA会長のジェフ・トンプソンからワーナーの妻へのプレゼントとしておよそ3万円相当のハンドバックを受け取る。このことをぶり返してワーナーは、「これこそが愚弄、裏切り、恥の象徴だ」と今月上旬にFAがワールドカップ誘致のための買収行為をしたと突如キレ始め、さらに先日ナイジェリアで行われたU‐17ワールドカップの閉会後の会談では2018年の開催地としてオーストリアを推す発言をしてていた。
開催地決定にはFIFA役員の全23票の過半となる13票が必要となるが、そのうち3票を決する政治力を持つとされるワーナーFIFA副会長の発言により、メディアや世論からの風当たりが強くなってきた現FA会長でトッテナムの熱心なサポーターとしても知られるトルースマン卿は、「我々は招致活動に勝利する最高のチャンスがあり、最も優位にあると私は信じている。イングランドは、生み出せる収益で他の候補地を圧倒している点を含め、様々なメリットを享受できると考えている。FIFAの運営資金の大部分がワールドカップの協賛スポンサーから生まれるものであり、この優位点は見過ごすことができないポイントだ。たとえジャック・ワーナー氏が、イングランドのフットボールに対して敵対心を持たない人間をも考えうる改善すべき我々の汚点と指摘しようが、その地位は揺るがないだろう。そして、我々はこの誘致活動に勝利するための要素を織り込んだ計画を既に有していると私は信じている」と強気の姿勢を見せている。
なお、ワールドカップ2018の開催地を決定するFIFA総会は2010年12月に予定されており、これから1年間、イングランド、オーストラリア、そしてロシア、スペインが有力候補とされる招致活動はさらに過熱化していくことが予想される。
代表ウィークによりチャンピオンシップがお休みとなった先週末に、オランダでADOデンハークと練習試合を戦ったダービー・カウンティのナイジェル・クラフ監督は、この試合に出場したトッテナムからローン中で最近はベンチ・スタートが多いリバモアMFジェイク・リバモアに対する高い評価を与えている。
1‐0の惜敗に終わった日曜夜のデンハーク戦を次節スウォンジー・シティ戦に向けた良い準備となったと考えるクラフは、「ジェイクは頻繁にプレーに絡む素晴らしい活躍だった。本当に見事だったね。他の選手たちも、このような試合でしっかりと各々の力を発揮してくれた。スウォンジーはポゼションを高めてくるだろうからこのデンハーク戦と同じような戦いになるだろうね」とコメント。
プレシーズン・マッチでトッテナムの一軍に加わり、あのFCバルセロナ戦で1ゴールをマークしたリバモアのスウォンジー戦での活躍を期待したい。
トッテナムのアシスタント・コーチを務めるケビン・ボンドは、先週木曜にバイク事故にあったGKカルロ・クディチーニについて、「しばらく時間を要するだろう。松葉杖との生活も待っているだろうし、その前にまずこれから数日は病院で過ごすことは間違いない。全てが順調に進んで、彼が完全復帰をしてくれれば最高だ。現時点では、どの程度の時間が必要なのかをハッキリとは言えないが、彼の状態が良さそうで我々はとても喜んでいるよ。何よりも、そう遠くない将来に彼が再びシューズを履き、そしてグローブを着けてピッチに戻ることが重要だよ」とスカイスポーツのインタビューで語っている。
先日、ローン先のピーターバラでダンカン・ファーガソン監督が退陣したこともあってトッテナムに戻ってきたU‐21イングランド代表のMFダニー・ローズは、「トッテナムで自分にチャンスが与えられると信じていなければならないね。そう思えないんだったら、ここにいる意味はないじゃないか。私の短期的な目標は一生懸命トッテナムで練習に励み、チャンスを自力で得られるように頑張ること。それが叶わなければおそらくまたローンに出されて、他のチームで実戦経験を積むことになるだろうけど、これから2‐3ヶ月で私の実力を監督になんとしてもアピールして、スパーズで自分の地位を築きたいんだよ」と、現地ラジオ番組トーク・スポーツで語っている。
土曜日に行われたU‐21イングランド代表でのヨーロッパ選手権予選ポルトガル戦では、決勝ゴールを決めたローズ。攻撃的ミッドフィルダーまたは左サイドのミッドフィルダーを本職とするローズの今後の活躍を期待したい。
昨シーズン序盤の低調なパフォーマンスから、現在に至る好パフォーマンスを取り戻した理由について明かすGKエウレリョ・ゴメス。
オランダの雄PSVアイントホーフェンから鳴り物入りで昨年夏にトッテナムに加入したゴメスだが、開幕からしばらくは新たな環境での活躍が出来ずに苦しんでいた。しかし、前節のサンダーランド戦に象徴されるようにゴメスで勝ち点を拾う試合も観られるようになったトッテナムにおいて、まさにゴール前の守護神としての地位を築きつつある。
敬けんなカソリック教徒であるゴメスはその理由について、「私の信仰がフットボールにおいても支えとなっている。大事なことを信じ守り抜かねばならない。その教えこそが、私の大きな心の支えなんだ。私の家族、そして信仰する主の存在が常に私の心のなかにはある。己を知るからこそ、己が行くべき道を知るのだ。主が私にあのペナルティの際にどちらに飛ぶべきかを教えてくれることはなかったが、主が私に自信を与えてくれた。主は万人を加護しているのだから、ピッチ上で主が私に直接的に手を差し伸べてくれることはないんだよ。今、私はベストのコンディションにある。このクラブに加入したばかりのときは、長期の負傷もあってとても厳しい時期だった。それでも私は前進を続け、試合に出場し続けた。クラブが悪いゴールキーパーと契約を交わすわけが無いし、私のことを良いキーパーだと判断して獲得してくれた。今は、このクラブに報いるために恩返しをしているんだよ」と明かしている。
シーズン終了後に南アフリカで行われるワールドカップのブラジル代表メンバー入りというゴメス自身の目標もあるため、ますます奮起が期待される。
トッテナムがノルウェーのボレレンガIFに所属する16歳のFWホバード・ニールセンを1週間のトライアルに招聘するとノルウェーの地元紙が伝えている。
ボレレンガIFの最年少出場記録を10月のリーグ戦出場で樹立したニールセンについて、ボレレンガのユース部長のアンドレア・ロベルトは、「ホバードは、トッテナムで通用するだけの才能を持っているかを観てもらうためのトライアルへの招待を受けている」と語り、トライアルの事実を明かしている。
ニールセンは、U‐16ノルウェー代表としてイタリア代表と対戦し、2‐0と勝利した試合で得点を決めるなどユース世代の国際舞台でも結果を出している。
誘拐事件に巻き込まれ行方を暗まし、長期にわたる犯人グループとのやり取りも空しく昨シーズン終盤に享年16歳という若さで遺体で発見されたウィルソン・パラシオスの実弟エドウィン・パラシオス。犯人グループの要求に応じ、身代金として12万5千ポンドを支払ったパラシオスだが、弟の存命へのその願いは叶わず、トッテナムを離れホンジュラスに住む家族と共に過ごした2008‐09シーズンの終盤戦の際にはキャリア引退も考えていたことを現地タブロイド紙ザ・サンの日曜版ニュース・オブ・ザ・ワールドのインタビューで明かしている。
わずか半年前の悲しい出来事についてパラシオスは、「フットボールをやめようと真面目に考えたよ。弟のことがいつも私の脳裏には在ったんだ。試合のピッチ上にいる時も、練習中も、何をしている時もね。彼は今も私を突き動かしているし、私を前進させているんだ。エドウィンもフットボール選手だったし、家族と同じようにきっと私がプレーを続けることを望んでいるだろう。家族が私の決断を後押ししてくれたんだよ」とコメント。
その悲しみを乗り越え、先月にワールドカップ北中米カリブ海地域予選を勝ち抜いたホンジュラス代表。その中心メンバーとして南アフリカに代表チームを牽引したパラシオスは、「ホンジュラスの国民は今も祝勝パーティーを続けているよ。皆が来年の夏の本大会に向けて気持ちを躍らせているんだ。母国にこのような幸せと喜びを与える助けに自分がなれたことを、私自身とても誇りに感じている」と語っている。
イングランド開催の1966年ワールドカップ優勝メンバーで、イングランド史上最高のゴールキーパーとの評価も高いゴードン・バンクスが、先日バイク事故により重傷を負ったトッテナムのGKカルロ・クディチーニについて励ましの言葉をおくっている。
1972年に自動車事故により右目の視力を失うというキーパーとしては致命的なハンディキャップを負いながらもキャリアを続行させた経緯を持つバンクスは、「私はカルロに常に敬意を抱いてきたし、彼は優れたゴールキーパーと位置づけている。私の口から彼に今言えることは、必要な時間を掛けてじっくりと現在の負傷を克服してもらいたいということ。しっかり治せば、必ず再びプレーできるはずだからな。私は40歳までプレーしたし、彼にもまだまだ先はある。バイク事故での負傷は不幸な出来事であったが、この局面においてもベストを尽くしてもらいたいね。彼がこの苦境を乗り切ってくれることを心から願っているよ」と、36歳のクディチーニの復帰とキャリア続行を願うコメント。
さらに現在71歳のバンクスは、クディチーニの事故の第一報を聞いた際の心境を振り返り、「私がプロとしてキャリアをスタートさせた際に、小さな規約本をもらい、そこにはプロの選手はバイクに乗るべきではないと記されていた。だから、本当に驚いたよ。プレミアリーグでプレーする高給取りの選手がバイクに乗ることを許されるべきではないと刹那に思ったね」とそのニュースに驚きを覚えたことを明かしている。
なお、事故の第一報では、フットボール・キャリア続行は絶望的か、という情報も伝えられたクディチーニだが、先週金曜日に手術が成功し、回復まで時間は要するものの復帰は可能との見方が強まっている。
土曜日の試合では、強敵フランスを相手に優勢に試合を進めたものの、72分のFWニコラ・アネルカのシュートが味方ディフェンダーに当たりゴールに吸い込まれる不運の失点で敗れたアイルランド代表。この試合後のインタビューでキャプテンのFWロビー・キーンは、「現監督がやってきてから、アウェイでの戦績は大幅に安定しているし、簡単には負けなくなった。今、我々は窮地に直面しているが、ワールドカップ出場というニンジンが選手たちの鼻先にぶら下がっているだけに、決死の覚悟で臨むつもりだ。もし、本戦出場が叶わなかったとしたら、ここまで一生懸命積み上げてきたことを振り返っても大きな衝撃と失望に打ちのめされるだろう。だけど、チャンスが目の前にあるんだから、それを信じるしかない」と、ジョバンニ・トラパットーニ監督体制下で精神的に強くなったチームの信念を促している。
パリのスタッド・ドゥ・フランスで行われる試合で1点を追いかけるかたちで始まるアイルランド代表。まずは、土曜日の敗戦を忘れ、視線を水曜日のパリに送るべきだとキーンは、「あの失点で敗れたことに皆が肩を落とした。無失点が目標だったし、相手に得点チャンスを与えずに進んでいたんだ。だが、不運なかたちで失点をしてしまった。しかし、試合後のドレッシング・ルームで水曜日の試合に向けて信念を持たなければならないと気持ちを切り替えた。今、水曜のフランスで勝利できると信じない者は、そのピッチに立つべきではないからね」と語っている。
土曜日の試合では、キーン、そして2トップを組んだFWケビン・ドイルの双方にチャンスがあったアイルランド。しかし、キーンのシュートはGKウーゴ・ロリスのセーブ。MFリアム・ローレンスのシュートはDFパトリス・エブラがブロック、さらにMFグレン・ウィーランのシュートもロリスがセーブと、あと一歩のところで得点ができず。
それでもキーンは、「我々は何度かチャンスを作った。その点はポジティブに考えるべきだろう。敵地で戦う水曜の試合でも、チャンスは作れるはずだとね。あのゴールに関しては、相手がラッキーだったし、我々にとっては不運だった。我々の作ったチャンスは、我々に運が味方してくれなかったし、彼らに運が味方した。ここで大事なのはポジティブになることだ。今回の試合について、あまり引きずらないほうがよい。もちろん、残念な結果だったことに違いはない。試合に負けるのはいつだって辛いことだ。しかし、今我々が考えるべきこと、気持ちを集中すべきことは、水曜日の試合だ」と前向きな姿勢を前面に出し、キャプテンとして照準を水曜日のフランス・ゴールに合せている。
1966年以来となるフットボールの母国でのワールドカップ開催のための招致活動を進めるイングランド。その開催地について大会の中核的機能を担う首都ロンドンでは、一時期4会場開催(ウェンブリー、五輪スタジアム、エミレーツ、トッテナム新スタジアム)という奇抜な案も挙がったものの、より現実的な2会場というプランで調整を行っているが、ここでトッテナムの新スタジアムでの開催が実現の可能性を帯び始めているようだ。
未だイングランド開催が決まったわけではなく、これから開催プランについてFIFAへ提示していく準備の最中であるが、FA(イングランド・フットボール協会)はウェンブリーとロンドンのもう一つのスタジアムの選考を進めている段階で、その「もう一つ」の有力候補であるエミレーツ・スタジアムが開催地候補となることに難色をみせている。
エミレーツ・スタジアムを所有するアーセナルは、FIFAがワールドカップ開催スタジアムに課すであろう規約が未確定且つ流動的であるとの理由から、FAの招致活動が準備しているFIFAへの提案書に合意しておらず、FAのプランに合意する前にまずFIFAの規約を確認する必要があるとの態度を示している、と一部メディアは伝えている。
一方、トッテナムの計画しているスタジアムはこれから建設に入る段階であり、例えばスタジアムの構造上の課題であればFIFAの規約への対応は図りやすい。それ以外の優位点としても、近年目まぐるしく発展を続ける通信技術の点においてより先進的な設備をスタジアム内に設置できることはFAにとってもアピール・ポイントとなる他、ワールドカップ決勝がウェンブリーで開催されるため、ロンドンのもう一方のスタジアムでは収容客数においてセミ・ファイナルを開催する規模ではない方が望ましいということもある。
さらに別の観点から、ワールドカップの開催スタジアムになることのメリットが双方のスタジアムで大きく食い違う点もある。すでにフットボール産業自体が成熟しているロンドンだけに、「名誉」ということ以外にはデメリットが多く、クラブ・スポンサーと大会スポンサーとの調整などフットボール・クラブが所有するスタジアムでのワールドカップ開催は弊害も多い。そういった意味でアーセナルが必ずしも前向きになれないのは当然であるが、現在のトッテナムはスタジアムの命名権を絡めた新たなスポンサー探しがクラブの主要課題として挙がっており、大会期間中にそのスポンサー名が伏せられるとしても「ワールドカップを開催するスタジアム」という看板を欲しがる可能性が高い。
開催スタジアムの調整は最終段階に入っており、今シーズン終盤となる2010年5月にはその開催スタジアムも含んだ完全版の大会開催計画書をFIFAに提出する期限となっているため、早ければ年内にもワールドカップ開催スタジアムを巡ったノースロンドン・ダービーに決着が付くかもしれない。
土曜日に行われたリーグ・ワンのロンドン・ダービー、ブレントフォード対ミルウォールの試合で、その試合前日にブレントフォードへのローンが決定したばかりのトッテナムMFジョン・ボストックが開始20分で2ゴールを叩き出し、衝撃のデビューを飾っている。
試合結果は2‐2の引分けに終わったものの、リーグ・ワンの下位に低迷しているビーズにとって、チャンピオンシップへの昇格を目標に掲げる難敵ミルウォール相手の殊勲の引分け。この勝ち点1獲得の立役者となったボストックに対してビーズのアンディ・スコット監督は、「チーム全体としてのパフォーマンスは、過去数週間と比べてかなり改善されていた。試合への姿勢も、適応力も、チャンスの作り方も、かなり良くなっていた。この試合のフットボールは、今季ここまでのどの試合よりも秀でている。特に先月の試合に比べれば格段に良くなっているよ。我々はエクセレントなチームだったし、勝利にも値しただろうが、こういう結果になることもあるだろう。確固たる戦いを見せていたが、これを今後も継続できるかが重要だ。ジョン・ボストックは特別な選手だ。トッテナムが彼のこのクラブへのローンを認めてくれたことを嬉しく思う。彼にとっても出場機会を得る絶好の場所になるだろう。一軍で、真剣勝負のフットボールを味わえるからね。彼の先には偉大なるキャリアが待っているはずだ。この試合でもそうしたように、我々は彼にボールを集めていくべきだろう。それまでとは戦い方が若干変わってくるがね。この試合で選手たちは感触を掴んでくれたはずだ。これまでに比べて、ボールに触る回数もかなり増えた。観ていても、そしてプレーしていても楽しいフットボールだよ」と語っている。
負傷で出遅れた今シーズンのボストックだが、ようやく修行の場となるローン先を見つけ、そこでこの上ないスタートを切っている。なお、U‐19イングランド代表に招集を受けているボストックは火曜日にトルコ代表戦を控えている。
なお、試合は終盤にスロベニアに1点を返されて2‐1でロシアが勝利を飾っている。
同試合ではMFジャーメイン・ジェナスが先発フル出場。FWジャーメイン・デフォーが55分に先発したFWダレン・ベントに代わって出場し、さらにハドルストンと同じく81分にFWピーター・クラウチも投入され、試合終盤の10分間は、ピッチに4人のトッテナムの選手が揃っている。
試合は、後半開始直後のニウマールのゴールでブラジルが1‐0の勝利となっている。
まず、クロアチアがホームでリヒテインシュタインとの親善試合を戦い、MFニコ・クラニチャルが先発出場。5‐0と大勝を飾ったこの試合で77分間のプレーをしている。
ウェールズのカーディフで行われたウェールズ対スコットランドの試合で、ウェールズDFギャレス・ベイル、スコットランドDFアラン・ハットンがそれぞれ先発出場。共に若返りを図ったチーム同士の対戦は、ホームのウェールズが3‐0で勝利。ベイル、ハットンがともにフル出場を果たしている。
強敵フランスを相手に一進一退の攻防を繰り広げたホームのアイルランドだが、試合終盤の72分にフランス代表FWニコラ・アネルカのこの試合唯一のゴールが決まり惜敗。水曜日にパリで行われる第2戦で、1点を追いかけるかたちでスタートを切ることになる。
なお、この試合にFWロビー・キーンは先発フル出場を記録している。
リーグ・ワンで17位のブレントフォードがホームに迎えた対戦相手は、サウスロンドンの7位ミルウォール。ロンドンに居を置くチーム同士の対戦だけに、華々しいデビュー戦ゴールとなっている。
さらに、一度ミルウォールに同点ゴールを許したブレントフォードだが、25分にボルトックがこの日2ゴール目を記録し、現在2‐1となっている。
カタールで行われるこの試合のストライカーの人選において、だれがFWウェイン・ルーニーと先発2トップを組むかについて語るカペッロは、「まだ完全に決めたわけではないが、60%でベント、40%でデフォーが試合で先発する。デフォーとピーター・クラウチについては良く知っている。ベントについてもさらに知る必要がある。彼のスピードには魅力を感じている。俊敏で、スペースを突く動きが巧みだ。ボールが無いところでの動き方も見事であり、ゴール前での能力もとても良い。ブラジル戦ではぜひ見てみたい選手だよ」とコメント。
なお、その他先発メンバー予想では、中盤は右からショーン・ライトフィリップス、ギャレス・バリー、マイケル・キャリック、ジェイムス・ミルナーと報じられており、トッテナムから招集を受けているデフォー、クラウチ、そしてジャーメイン・ジェナス、トム・ハドルストンの4人はベンチ・スタートの見込みとなっている。
まだ公式発表はされていないものの、ここまで多くの若手選手をローンで下部リーグに移籍させ実戦経験を積ませているトッテナムの方針にボストックのブレントフォード行きも沿うかたちとなる。ボストックはシーズン開幕からしばらく負傷のために療養に専念しており、他の若手選手がローン先へ移籍するなか出遅れていたが、先月中旬に練習を再開。晴れて新天地でのチャレンジに挑むことになる。
現職であるスチュワート・ピアース監督の前任として2007年1月までU‐21イングランド代表の指揮を執ったピーター・テイラーは、自身の率いたU‐21でおよそ1年半プレーしたMFトム・ハドルストンが、ブラジル代表を控えるイングランド代表のメンバーに選ばれたことについてコメントしている。
2000年にケビン・キーガンが退陣した後、監督代行として1試合だけイングランド代表を率いた際には、その時点で代表キャップが無かったMFギャレス・バリー、DFジェイミー・キャラガー、MFキーオン・ダイアー、DFリオ・ファーディナンド、FWエミール・ヘスキー、MFセス・ジョンソンらを登用。MFデイビッド・ベッカムに初めてイングランド代表キャプテンを任せたことでも知られ、若手の才能を見出すことに定評があるテイラーは、「ロングパスがとても優れた選手もいるし、ショートパスが巧妙な選手もいる。しかし、その両方で卓越した選手はほとんどいない。トムのパス能力はその点において驚異的なんだ。彼の実力について話すときは、まずその点を強調してきた。そして、グレン・ホドルと彼が比較されるようになったとしても、私は決して驚きはしないよ。トムは、流れの中からでも、セットプレーでももっとゴールを記録できるはずだ。彼のキックの精度は本当に凄まじいからね。カペッロ氏はトムをギャレス・バリーの役割であるホールディング・ミッドフィルダーとして考えているだろう。ボール・キープも上手だし、ディフェンダーが前線に上がったときには、ディフェンス・ラインにカバーに入ることもできる」とハドルストンへの高い評価を与えている。
なお、昨日チェルシーのMFフランク・ランパードが負傷により代表を離脱し、ブラジル戦に向けた代表メンバーのうちセントラル・ミッドフィルダーはハドルストンの他、MFギャレス・バリー、MFジャーメイン・ジェナス、そして元トッテナムのMFマイケル・キャリックの計4人となっている。
先日、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンの監督に就任が決まった元トッテナムのグスタボ・ポジェは、同時にアシスタント・コーチに就任した元トッテナムのマウリシオ・タリッコへの期待を明かしている。
今週行われた記者会見で、出席しなかったタリッコについて語るポジェは、「彼はフットボールの現場に戻ることを待望しており、私と共に今回の契約に至った際には私からの電話を嬉々として受けてくれたよ。本人は新たな仕事に向けて心を躍らせながら準備を進めているはずだ。フットボールの世界では、同じ視点でフットボールを見ることができ、そして時にまた違った考え方を語ることができる同志が隣にいてくれることがとても重要なんだ。私は人と話したり会ったりすることも好きだし、多くの人間と良好な関係を築けているが、マウリシオはそのなかでも特別なんだよ。彼は聞き上手であり、考え方も私と合うから、私の仕事の大きな手助けをしてくれるはずだし、私も彼とならあらゆる決断をし易いだろう。彼なら信じられる。長期に渡って、彼とチーム運営におけるコンビを組み、良いチームを作っていけると思うよ」とコメント。
さらに、ブライトンのクラブ史上で初の外国人監督となることについて元ウルグアイ代表のポジェは、「初の外国人指揮官だなんて知らなかったんだけど、とても誇らしく感じている。私にとっては良いニュースだよ。これからこのクラブで出来るだけ長く指揮を執り続けたいね」と語っている。
なお、木曜にポジェとタリッコの2人は仕事始めとしてトレーニング場に練習を始動させている。
現地時間の木曜早朝に起きたGKカルロ・クディチーニの路上事故による負傷について、木曜夜の時点で複数の地元紙が伝えている内容を精査しお伝えする。
木曜の10時30分頃に起こった事故の現場はロンドン市内の北部、ホワイトハート・レーンから東に5キロほどの距離になるウォルサムストーで、クディチーニはバイクを運転し、スパーズ・ロッジに向かう途中であった。ここ2週間ほど、腰の負傷により招集メンバーを外れ、練習にも参加していなかったクディチーニは、その様態をクラブのメディカル・スタッフと確認するためにロッジに向かっていたようだ。同地でクディチーニの運転するバイクは、女性が運転する自家用車との衝突。ドライバーである女性と、同乗していた子供には負傷は無かった。
負傷は両腕の骨折と、骨盤の損傷。事故現場に駆けつけた救急隊の発言である「人生(又は「命」)を変える可能性のある事故」というタイトルのニュースが速報として伝えられるほど事故直後の状況は凄惨で、ゴールキーパー・コーチのトニー・パークスは、「私は最初に彼の様態を聞いた時、『主よ、彼を存命させてくれて感謝します』と祈ったよ。路上事故の現場にいた者の発言を聞いて、心配は極度に高まっていた。起こりえる最悪の事態を避けれたことを、私は嬉しく思うほどだよ」と語るほどであった。
クディチーニは事故現場からさらに東へ4キロほどの距離にあるウィップス・クロス病院に搬送され、緊急診察と処置治療を受け、その後、私立病院に移りさらに診察と治療を続けている。
なお、クディチーニに対するトッテナム側の契約上の予想される対応についても各紙が触れており、契約条項にはスキーやその他負傷の危険性が高いスポーツでの負傷については契約違反として扱い、バイクの運転における負傷もこれに含まれる可能性があると伝えている。今シーズンいっぱいで契約を満了するクディチーニに対して、仮に現在の契約期間中の復帰が絶望的となった場合は、クラブ側から厳しい罰則が科される可能性もあると、複数紙はみているようだ。
ポーツマス戦でMFアーロン・モコエナへの報復キックにより一発退場を受けたイングランド代表FWジャーメイン・デフォーは、「ファビオ・カペッロ監督が、俺のあの行為についてどう考えているのか、もちろんとても気にしている。来年はワールドカップ・イヤーだし、しっかりとした姿勢を見せておかないといけないからね。自分を貶めるような行為はしてはいけないんだよ。全ては俺の行い次第。一生懸命戦う姿勢を貫いて、ゴールを決める。情けない退場で、それまでに築き上げたものを台無しにしてはならないし、あのようなことは自分の意識していれば避けられることだ。イングランド代表の監督だって、スタジアムで観ていようともテレビの前だろうとも、代表選手が退場になるような場面にはガッカリだろうからね。監督も、ピッチ上で11人が戦い続けることこそが最も重要なことであり、選手たちはそれを意識する必要があると言っていた。試合が終わった際にピッチに11人が揃っていることが望ましいんだ。このレベルの戦いになれば、1人が欠けただけでも大きな悪影響を及ぼす。絶対にそうなってはいけない。俺の場合はママの言葉が一番重かった。指を骨折して、ウクライナ戦とベラルーシ戦に欠場することになった時、ママは『指が折れたくらい、あなたなら平気でプレーできるのにね!』と俺を励ましてくれたんだ。ポーツマス戦の後にママに電話したら、『試合はどうだったの?』って聞かれてね。俺は『観てないんだったら、マッチ・オブ・ザ・デイ(土曜夜のダイジェスト番組)で確認して』と答えた。でも、ママは試合を観たくないって言ってたよ。俺にあまりガミガミと文句を言いたくないんだろうね。ママがその前に俺に言ったことを考えると、あの試合を観ていなくて正直安心したね。でも、爺ちゃんが観てたみたいで、頭に血が上っていたよ」とブラジル戦を控えた代表遠征中に語っている。
カペッロ体制下で11試合に出場して8ゴールと、優れた記録を残している27歳のデフォーはさらに、「俺のせいでチームメイトに迷惑をかけてしまった。仲間と監督には、控え室で話しをしたよ。たぶん、古巣と大一番ということで気合が入りすぎてしまったんだと思う。試合の前から、意気が高すぎたんだ。あの時は本能のままに行動してしまった。良いプレーをし、勝利をしたかったんだ。強い闘志を持って戦うことは重要なことなんだが、それをしっかりとコントロールしておかないと、周りの挑発に乗せられてしまう。自分が何をやったのか、本当に分からないんだ。あの後も、自分がやったこと、何があの場面で起こったのかを思い出そうとしたんだけどね。本当に馬鹿げたことをしてしまったんだと思う。冷静さを身に付けるべき歳に俺はなっているはずだし、良し悪しの分別も付く。あのようなことは2度と起こさない。誰もが自分を見失うことがあるから、難しいことだろうけどね。だが、冷静さを保ち戦うことの重要性は分かっている。それを見失ってしまったことが原因で、試合に負けることだってあるんだ。あれは冷静さを欠いた行為だった。これからはイエローカードも無くして、さらには審判に注意を受けるようなことも無いようにしたい。あのプレーで確かにイラっときたんだけど、だからってそれを態度に出して良いわけじゃない。特に大事な大会ではあってはならないことだ。あのレベルの試合で味方が10人に減ってしまったら、相手チームに大きく優位に働くわけだし、それで負けてしまうこともある。それは、味方選手に迷惑を掛けることであり、国を、そして監督やスタッフをも落胆させることになる。そこはプロに徹して、頭の中で冷静さを維持しなければならない。俺は、2度とあんなことを起こさないと誓うよ」と、繰り返し自らの行為への反省を口にしている。
これら猛省は2006年のワールドカップ前回大会における最終メンバー入り漏れの失意にもつながる。4年前の同時期、スベン・ゴラン・エリクソン代表監督からイングランド代表に常に招集されていたものの、本大会前の代表メンバー発表時、当確と思われながら何の前触れもなくまさかのメンバー落選となったデフォーにとって、そのトラウマからメンバー選考の時点で一切に自身の落ち度を消し去りたいと思っているようだ。
デフォーは、「前回は本当に辛かった。ワールドカップ出場までの道のりでは、常に代表メンバーに入っていたし、当然、本大会のメンバーに入るものだと思っていたからね。最終メンバーが発表され、俺がスタンバイ選手(23人の次点)になってしまってショックはデカかったよ。だからこそ、良いプレーを続けて監督にアピールをしたいんだ。今回こそは絶対に(南アフリカ行きの)飛行機に乗ってやるぜ」と語っている。
しかし、レノンと同じく代表ウィーク明けのウィガン戦での復帰が待望されたMFルカ・モドリッチはさらに負傷が長期化している模様で、年内の復帰も厳しいとの情報が出ている。
なお、今朝のバイク事故により腕を骨折したGKカルロ・クディチーニは、おそらくシーズン中の復帰は難しいだろうとの情報が出ている。
現地時間の木曜午前10時半にロンドンで起こったこの事故についてロンドン警察の広報は、「36歳男性が負傷しイーストロンドンの病院に搬送され、治療を受けている」と発表。
トッテナムの広報は、「カルロ・クディチーニが今朝、路上での事故に遭ったことは確認している。クラブ・ドクターが病院に到着しており、我々は検査の結果を待っている状況だ。新たな情報が入り、事態が明確になり次第、クラブの公式サイトを通じて声明を出す」と緊急会見を行っている。
スコットランド代表のジョージ・バーリー監督は、ブラジル代表との親善試合を控えるイングランド代表にトッテナムのMFトム・ハドルストンが招集されたことを受けてコメントしている。
ハドルストンの前所属クラブであるダービー・カウンティで、ハドルストンの才能を見出していたバーリーは、「ダービー時代には、トレーニング中にトムのパスに見とれながら思わず笑みをこぼしていたよ。その天性の才能は、毎日見ていても本当に楽しかったね。これまでも優秀な選手を見てきたし、現役時代の私自身がパス能力に優れていたと思っているが、その能力を身に付けるためにかなりの練習をしたんだ。しかし、トムのパスは昔も今も本能で出している。グレン・ホドルの才能を彼は持っているんだ。それは言い過ぎかもしれないが、トムのようなパスの才能を持った選手は今のプレミアリーグには存在しない。左足でも右足でも自在にパスを供給することができ、80メートルのロング・パスも、ゴール前に走り出したストライカーへのショート・パスも思うがままだ。トムのパス・レンジは驚異的だよ。彼は私の元で2年間、ほぼ全試合でプレーした。若い頃からどれだけ彼が有能であったかを、それが示しているだろう。他の選手では持ち得ない才能をトムは持っている。しかし、ボールを奪われた際の対応は修得していかなければならない。しばらくディフェンダーとして彼を起用していたことがあったが、彼に冷静さを身に付けてもらうためだった。ボールを奪う能力や、キープ力、そして攻撃への切り替えを行うスキルを養ってもらいたかったんだ。しかし、トムはやはり中盤の選手だ。今こそ、彼がそのポジションでも十分に通用するということを証明してもらいたい」と期待を込めて語っている。
ダレッサンドロ トッテナムからの関心を明かす
かつてドイツのボルフスブルクに在籍していた当時の2006年に、ローンでハリー・レドナップ指揮下のポーツマスでプレーした経歴を持ち、現在、トッテナムと戦略的業務提携を結んでいるブラジルのインテルナシオナルに所属するアルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロが、自らの口でトッテナムが自身の獲得に関心を示していることをメディアを通じて発している。
インテルナシオナルのブラジル代表MFサンドロについては、1月の移籍マーケットでトッテナムへの移籍の可能性が高いとの見方が出ている一方で、これまでまったく報じられることすらなかったインテルナシオナルの背番号10ダレッサンドロ。
トッテナムが補強のターゲットとするセントラル・ミッドフィルダーであるダレッサンドロは、自身の獲得にいくつかのクラブが関心を示しているという発言のなかで、「ボルシア・ドルトムントの幹部たちがポルト・アレグレ(インテルのホームタウン)にやってきて会談を持ったよ。トッテナムやアラブ首長国連邦のクラブからも問い合わせがあったね」と現地メディアのインタビューでコメントしている。
ただし、トッテナムの名前が本人の口から開かされたとは言え、ダレッサンドロ獲得についての問い合わせなのかどうかは定かでは無い。
土曜日のサンダーランド戦の途中にハムストリングを負傷したDFレドリー・キングについて、ハリー・レドナップ監督は、練習不足による症状であるとの見方を明かしている。
慢性的な膝の負傷により週に1度の試合出場に限定され、そのうえさらに試合出場後およそ5‐6日間は患部の療養のためにトレーニングに参加することができないという特異な状況でプレーを続けているキング。昨シーズンからその状況でプレーを続けるもピッチ上では好パフォーマンスを見せていたキングだが、今季に入って7試合に出場し3度の負傷による交代と、90分間のフル出場が厳しくなっている。
サンダーランド戦の60分に負傷交代を強いられたキングについてレドナップは、「ハムストリングに痛みを覚えたようだ。練習をしていないことも影響しているだろう。試合中にズキズキと痛みを感じるのは、練習不足の時によくある負傷だからな。ちょっとこれは問題だろうね」と語っている。
今シーズンいっぱいで契約満了となるキングには、新契約のオファーの噂が流れるものの現時点で信憑性の高い情報は無く、クラブ側も契約延長に対してやや慎重になっているのかもしれない。
現役時代はストライカーとしてアストンビラやチェルシーに在籍した元アイルランド代表のトニー・カスカリーノが、今回トッテナムからイングランド代表に招集されたMFトム・ハドルストンとMFジャーメイン・ジェナスについて自身のコラムで語っている。
「トッテナムのミッドフィルダーであるジャーメイン・ジェナスとトム・ハドルストンの最近低調なパフォーマンスを露呈している2人が、イングランド代表のファビオ・カペッロ監督からサプライズ招集を受けた。実際、エミレーツで行われたノースロンドン・ダービーでは酷いプレーをしていたこの2人が招集されたことは、私にとって衝撃的でもあった。兎角、ハドルストンについては不可解である。確かにパスのセンスは最高級だが、機動力は低い。3人で中盤を形成し、他の2人が運動量豊富に動き回るのであれば彼も活きてくるが、セントラル・ミッドフィルダーを2人で形成する場合に彼がその1人として最高レベルの戦いで機能できるか、私は疑問を感じている。トムがどのようにカペッロの構想、現在採用しているシステムに入ってくるのか分からないし、南アフリカ行きのメンバーに入るチャンスは極めて薄いと考えている」
「一方のジェナスだが、トッテナムでの調子に浮き沈みが激しいとは言え、彼には大きなチャンスがあると思う。代表チームの先発メンバー入りといいうのは流石に無理だろうが、彼なら控え選手に入る大きなチャンスがあるだろう。ハドルストンとは違ってジェナスは運動量が豊富で、周りの思っている以上に俊敏性が高い。カペッロは、先発組みの有能な控えとして彼を位置づけるだろう。とにかく現代フットボールでは、アスリートとしての運動能力が最重視される。まさに、ジェナスはその点において際立っている。いずれにしても、この両名がカペッロの選ぶ先発メンバー11人に入ることは無いだろうが、控え選手としてみてもジェナスのほうが南アフリカ行きの搭乗券を得る可能性が高いだろう」
先日、前期の税引き前利益でクラブ史上最高額となる3340万ポンドの黒字を計上していることを発表したトッテナム。現在、リーグでは4位につけており、念願のチャンピオンズリーグ出場を果たすために1月の移籍マーケットで後半戦に向けた梃入れを期待されるトッテナムだが、非常勤役員のサー・キース・ミルズは現地ラジオ番組に出演し、大きな支出は無いだろうとの見通しを語っている。
ミルズは、「もちろん、1月にはいくらか動きがあると思うよ。補強にいくらを費やすか、はたまた選手の放出時にいくらの移籍金を設定するかの決定は会長(ダニエル・レビィ)がすることであり、私が決めることではないがね。もし、選手の動きがあるにしても、規模は小さいものだと私は思っている。大きな変化は無いだろうね」と語り、仮にハリー・レドナップ監督の意思により補強を行うにしても現有戦力の放出によって得た移籍金を充当するかたちでの補強になるだろうと語っている。
さらに、今シーズンの展望について質問を受けたミルズは、「今シーズンの我々の目標は明確にされており、それはヨーロッパ戦への出場権獲得だ。願わくばチャンピオンズリーグだがね。そして、私はその可能性は大いにあると考えているよ。我々チームの戦力は充実しており、ここまでのところライバルであるマンチェスター・シティやリバプールに比べて運も味方してくれているようだからね」と語り、シーズン開幕前の6位以上という目標に概ね変更は無いものの、好スタートでクラブ内の機運も高まっていることを伝えている。
なお、クラブの非常勤役員であるサー・キース・ミルズは、ロンドン・オリンピック招致活動での貢献が高く評価され、2006年にナイト勲章を授かっている。
現在、トッテナムからのローンでポーツマスに在籍している23歳のMFジェイミー・オハラ。8月末に決まったこのローン契約では半年間のローンとなっており、その当初契約に準じれば1月にはトッテナムに戻ることになるが、オハラ自身は現在リーグ最下位に低迷するポーツマスのためにも、1月以降もローンを継続したいという意向があることを明かしている。
ニュース紙のインタビューに応えたオハラは、「毎週試合に出場できる今のフットボール生活を満喫している。これこそが、私の求めていた環境だからね。ブラックバーン戦のパフォーマンスは満足できるものではなかったけど、それでも試合に出れるだけ大分マシだよ。プレミアリーグを戦うフットボーラーとして、私が望む全てはピッチに立つチャンスがあること。そして、『俺が1月にポンペイを去ったら、ファンはどう思うだろう』と考えているんだ。ファンはアウェイの試合も含めて全ての試合に足を運び、選手と共に降格圏脱出を目指して戦っている。それなのに、自分だけ1月になってトッテナムに帰り、安全圏に戻ってもよいのか。ファンはどう思う。逃げ出したと思われてもしょうがないよね。私はそんなことが出来る男ではない。チームのため、クラブのためにもここで戦い続けたい。この危機的状況から脱するために、皆を支えたいんだ」とコメント。
ポーツマスのポール・ハート監督も同様にオハラのローン期間延長を望む発言をしており、さらにトッテナムのハリー・レドナップ監督も1月の移籍マーケットでセントラル・ミッドフィルダーの補強を示唆しているため、オハラのローン期間延長の可能性は上がっているようだ。
2‐0で勝利したサンダーランド戦で採用したトップ下にFWロビー・キーンを配しての4‐3‐1‐2システムについてハリー・レドナップ監督は、「(中盤を)ダイアモンドの陣形で試合をスタートしたが、いまいち機能しなかった。3人のストライカーと、その後ろに3人の有能なミッドフィルダーを配するフォーメイションを試みたのは、正直言えば私がこのチームには合っていると思ったからだ。見た目は豪華だろ。だが、あの試合では上手くいかなかったな。本当に難しいよ。サンダーランドは4‐5‐1と4‐3‐3を織り交ぜたシステムで、両翼の選手を縦に動かしながら戦い、1トップに3人の中盤を真ん中に置いていた。もし我々が4‐4‐2で戦ってたいたら、中央のエリアで数的不利となっていただろう。アンディ・リードが、基点となりボールを支配していた。手強い相手だよ。中央でリードとコンビを組んだのは私が好きな若手のヘンダーソン。中央エリアでは、我々が数的優勢を保っていたが、彼はとても使い勝手の良い選手で、我々も梃子摺ったよ」と語っている。
リバプール時代の3シーズン、ラファエル・ベニテス監督の元でプレーし、そしてトッテナムのハリー・レドナップ監督の元ではサウサンプトン時代、ポーツマス時代にもプレーしているイングランド代表FWピーター・クラウチ。
そのクラウチが、レドナップとベニテスの違いについて、「ハリーは、その心の内を常に前面に出している。もしも選手が満足いなかいプレーをすれば、すぐにそれを伝えてくる。ベニテスの場合はそれとは異なる。彼は余り多くを語ることは無いし、選手の背中を押してくれることもない。ベニテスは、イングランド代表のファビオ・カペッロ監督と似たタイプと言えるだろう。選手は一生懸命戦って、監督の満足するプレーをしなければならない。それがラファのやり方であり、これまでの素晴らしい彼の功績はそうやって築かれたんだ。私はハリーのような接し方をより好ましく思う。とてもオープンだから、ハリーのほうが付き合い易いんだよ。ハリーになら気軽に相談にも行けるし、プレーは良いのに出場チャンスがもらえない時には、その理由を説明してくれる。ラファの場合は、そういったことについては秘密主義なんだ。リバプール時代に、初ゴールをなかなか決めることが出来ずに苦しんでいたんだが、ファンのファンタスティックなサポートが支えてくれた。それからゴールを量産でき、私のキャリアのなかでも最高の時を過ごすことが出来た。彼らがリーグ・タイトルを獲ることを願っているよ」と語っている。
のモロッコ代表との試合にカメルーン代表メンバー招集を受けていたDFセバスチャン・バソング。
しかし、カメルーン・フットボール協会は、バソングの招集を断念し、替わりにシュツットガルトからカイザースラウテルンにローン中のDFジョージス・マンジェックを招集したことを発表している。
アフリカ予選のグループA最終戦を首位で迎えるカメルーンは、この試合に勝利すれば南アフリカ大会への出場が決定。引分けた場合は、ガボンとトーゴの対戦結果に明暗を委ねることとなる。
2008年8月にスパルタク・モスクワから1400万ポンドで移籍し、5年契約を結んだパブリュチェンコ。あと3年の契約が残されており、トッテナム側からすればあと2年はストライカー需要の高騰を待つ猶予が与えられている。しかし、一方のパブリュチェンコの心中は、ワールドカップ出場のためにもレギュラーとして出場機会を得られる新天地を求めたいという気持ちが強まっているようだ。
その決意について明かすパブリュチェンコは、「スロベニア戦が終わったら、代理人と一緒にロンドンに戻って話し合いを行うつもりだ。私も、その席に参加する必要があると強く感じている。クラブの運営部には、自分に正常な値札を付けてもらうよう頼むつもりだ。この件について、監督は私個人には一切話をしない。シーズンが始まる時点で、監督はストライカーの人数が4人というのは、適切な数だと言っていたが、今になって3人で十分だと言い始めている。私は4番手であるが、もちろんクラブの一員には違いない。問題は、不適切な価格設定だ。それでも、私は移籍を志願するつもりさ。今、必要なことは互いの歩み寄りであり、クラブと私が妥協できる点を探ること。すなわち、私の新たなクラブをみつけることさ」とコメント。
一説には、シーズン後半にローンで放出するという話も聞かれるが、パブリュチェンコ本人が語るように、トッテナムとの妥協点をどこに見出せるか、そしてどのようなオファーが他クラブから届くかがパブの将来を決めることになりそうだ。
昨シーズンはローン先のワトフォードでの活躍が認められて、シーズン終了後にU‐21ヨーロッパ選手権本大会の代表メンバー入りを果たしたローズ。しかし、今シーズンのローン先であるピーターバラでは、ここまで途中出場を含めて6試合に出場しているものの先発出場の機会は限られており、チーム自体もチャンピオンシップの下位に低迷するなど、ローン先としてはあまり望ましくない環境かと思われていた。さらに、先日ピーターバラはダレン・ファーガソン監督を成績不振により解任しており、そういった背景も今回のローズの呼び戻しに関係していると思われる。
FWエミール・ヘスキー、FWガブリエル・アグボンラホール、FWカールトン・コールらストライカー陣のライバルが犇くイングランド代表で、来夏のワールドカップ南アフリカ大会に向けた最終メンバー入りを目指すFWピーター・クラウチ。そのための大きな試金石となる中東遠征でのブラジル戦のメンバーに招集されたクラウチは、今回の代表メンバー発表の直前のサンダーランド戦に勝利して、トッテナムがプレミアリーグの4位に順位を上げている状況に満足感を示している。
自身の過去3試合の代表戦先発出場で4ゴール。これまでの代表戦先発出場17試合で16ゴールと、イングランド代表では脅威の得点率率を誇るクラウチは、「今はまさに理想的な状況だね。クラブではトップ4入りへのタフな戦いの最中にある。そしてイングランド代表の争いも、もちろんタフだ。まだまだ先は長く、今回のような親善試合で我々は試されるんだ。そして究極の目標は、ワールドカップの舞台で頂点を目指すことさ」とコメント。
現在、リーグ2位アーセナル、3位マンチェスター・ユナイテッドとは勝ち点差3。そして、トップ4の一角であるリバプールが不調に沈む4位トッテナムよりも3ポイント少ないリーグ7位に付けている。リーグは12試合を消化した段階で、まだまだ先は長いとクラウチは、「近年、トップ4のクラブが易々とチャンピオンズリーグの出場権を明け渡した例は無い。毎シーズン、彼らが上位を占めることが当然になっている。スパーズでも、過去に食い入ったことは無いんだ。我々は必死でその位置を目指している。過去に無いほど、我々はトップ4に迫っているんだ。しかし、その目標を実現するためにはまだまだ厳しい試練が山のように待ち構えているだろう」と気持ちを引き締めている。
この夏にトッテナムからサンダーランドへ移籍したイングランド代表FWダレン・ベント。移籍成立当初、1000万ポンドに出来高をプラスした金額がベントの移籍金としてクラブ間合意に至ったことが伝えられ、この出来高部分が最高額で650万ポンド、すなわち当初移籍金と合わせて最高1650万ポンドの移籍金になると報じられていた。
その「出来高」の部分については、ベント自身の出場試合数なのかそれともサンダーランドの収益に係るリーグ順位やカップ戦での戦績なのかはこれまでは謎のベールに包まれていたが、ベント獲得の経緯を語るサンダーランドのスティーブ・ブルース監督の口からその一端が明かされている。
まず、ベントの獲得の経緯から語り始めたブルースは、「私がここの監督に就任して24時間も経たないうちにハリーにダレンについて電話で問い合わせたんだが、ハリーの返事が良かったんで私は興奮したね。それ以降、移籍の成立は時間の問題だった。得点力のあるセンターフォワードを探していたが、ダレンはそれに加えて高さも早さもあるし、汗かき役に徹することもできる。私が思っていた以上に優れたフットボーラーだったんだよ。そして、彼はまだまだ若く、向上意欲に溢れているんだ」と、実際に自身のもとでプレーをしたことで、さらにベントに高い評価を与えたことを明かしている。
さらに、気になる出来高部分についてブルースは、「現時点で、私は1人の選手に1000万ポンドを払うことは無いだろう。あまりにも高額な投資額だ。しかし、彼の獲得資金は現実的に1500万ポンドにはなるだろう。ゴール数やイングランド代表での出場などが、出来高に反映される契約になっているからね。ダレンは、ファンタスティックな存在となっている。クラブ最高額での補強になるが、慈善活動などにも積極的に参加しているし、子供たちにとって他のどの選手よりも影響力を持って接しているんだ。そして何より、『サンダーランドなんかに来たくは無かった』なんてことを匂わせることはない。ここはモンゴル(北限の僻地の意)ではないが、そういう風にからかう輩もいる。そんな輩が、ここを木星だと思おうが勝手だが、ダレンにとってはどうでも良いことなんだ」と、現状の活躍で出来高部分を合わせて総額1500万ポンドには達するだろうとの考えを明かしている。
土曜日に2‐0で勝利したサンダーランド戦についてインタビューを受けたハリー・レドナップ監督は、「サンダーランドとしては、とても受け入れがたい結果だろうね。素晴らしいパフォーマンスを披露したのは彼らであり、我々ではなかった。だが、あのペナルティに関しては認めがたいものだ。ゴメス自身もあれはペナルティではなかったと言っていたし、そもそも彼に触れてもいなかったと言っていた。ゴメスは、こういうことで偽りを言う人間ではない。今回のように、特別な背景を持った試合であるから言うわけではないが、一般的な話として、フォワードの選手があのような状況において一瞬先にボールを前方に蹴りだしてさえいれば、プレー継続の意思があったという立場になれてしまう。今回のプレーで、彼はつま先でボールを蹴りだしたが、あれが退場になるべきだったかどうかは分からない。つま先で蹴りだしたが、その後、左足でゴールを決めることができたのかも分からない。そういった見当を立てるつもりは無いし、実際誰にも分からないことだ。もしも、私のチームの選手が同様のプレーをしたのであれば、私は同じように発言するだろう。そして、退場に値するとは思わないだろうね。ペナルティが与えられるだけでも十分に重い判定だと思うからね」と、語っている。
近年話題となっているスコットランドのプレミアリーグを戦う2大クラブ、レンジャーズとセルティックがイングランドのプレミアリーグへの参入すべきかとの問題について、トッテナムのハリー・レドナップ監督は、「私はセルティックとレンジャーズをイングリッシュ・フットボールに暖かく迎え入れることができるよ。彼らがそれを望んでいるのであれば、大歓迎さ。彼らならイングランドでの戦いでも、善戦できるだろうしね。彼らは2つのメガ・クラブであり、彼らが我々のリーグにやってくれば、ファンは素晴らしい試合を素晴らしいスタジアムで堪能できることになる。3ヶ月ほど前に、チャンピオンズリーグ予選でセルティックがアーセナルと対戦する試合をスコットランドで観戦したが、その試合の雰囲気は凄まじいものであった。実に感動的なものであったし、あのような雰囲気の中での試合を定期的に味わえるのであれば、喜ぶべきことであろう。唯一、懸念点があるとすれば、この2大クラブが抜けてしまった後のスコットランドのフットボールがどうなってしまうか、ということだ。だが、そうなってみなければその答えなど分からない。彼らの参入がイングランドのフットボールにとって良いことか、と聞かれれば、私はイエスと答えるよ」と語っている。
ブライトンのトニー・ブルーム会長は、「ガスはこの国で最高の若手指揮官の一人だ。彼にチーム運営を任せることができ、我々はとても喜ばしく思っている。我々が調査した彼のコーチとして能力は、疑いなく最高レベルだ。アルビオンに大いなる成功をもたらしてくれることを私は確信している。このクラブにやってくるガスとマウリシオを暖かく迎え入れたいね」と2人の就任に喜びを明かしている。
なお、ブライトンはリーグ・ワンで降格圏外ぎりぎりとなる20位に低迷しており、ポジェの就任が実現すれば現職のラッセル・スライドはおそらく解任となる。
前年の税引き前利益が300万ポンドであり、今回大幅に増益となった要因は、2008年夏の移籍マーケットでディミタル・ベルバトフ、ロビー・キーンなどの放出により高額の移籍金を得たこと。
選手の放出における利益は5650万ポンドで、前年の1640万ポンドからおよそ3.5倍に増えている。なお、選手の放出における『利益』は、クラブが帳簿上に計上した金額であり、それら選手の獲得時に要した資金や、クラブ間の支払いの形態によって実際に移籍によって発生した金額とは異なるのが通例となる。
なお、同会計期間、エウレリョ・ゴメス、ロマン・パブリュチェンコ、ウィルソン・パラシオス、ジャーメイン・デフォー、ロビー・キーンら選手の獲得に要した金額は11930万ポンドになる。
チェルシーのスタジアム命名権売却案発表を受けた会見を開いたトッテナムのエグゼクティブ・ディレクターであるポール・バーバーは、同席上で2012年に建設完了予定の新スタジアムのネーミング・ライツを取得するスポンサーが、近く発表になる可能性を匂わせている。
バーバーは今シーズンいっぱいで現在のユニフォーム・スポンサー『Mansion』が契約満了となるため、来シーズンからのユニフォーム・スポンサーを3年後に完成予定のスタジアムのネーミング・ライツのスポンサーと抱き合わせで契約したいとの意向を吐露。通例であれば、シーズン終盤に来シーズン以降のユニフォーム・スポンサーが発表となるため、早ければ年明け早々にも将来のスタジアム名が確定の可能性がありそうだ。しかし、抱合わせに固執し、スポンサーが見つからなければ来シーズンの開幕時にはユニフォーム・スポンサー無しの事態も懸念される。
なお、2002年に前スポンサーである「Thomson Holidays」が就任して以降、現スポンサーまでユニフォーム中央のロゴが赤いことにスパーズ・ファンの不満が集まっており、次期スポンサーは長期契約が予想されるだけにこの色にも大きな注目が集まることになるだろう。
先週木曜、チェルシーのCEOに就任して間もないロン・グーレイが突如チェルシーが現在のホーム・スタジアムであるスタンフォード・ブリッジのネーミング・ライツを売却するプランを発表しているが、新スタジアム建設プロジェクトのなかで同様に新スタジアムのネーミング・ライツを購入するスポンサー探しを行っているトッテナムは、この報道に柔軟に便乗する構えをみせている。
今回のチェルシーの発表についてトッテナムのエグゼクティブ・ディレクターであるポール・バーバーは、「これでロンドンの2大クラブがネーミング・ライツのスポンサーを探している状況になった。しかし、両クラブはそれぞれまったく異なるスタンスでスポンサー探しをしている。イギリスではエミレーツや数件の例外を除けば、まだまだ(スアジアムのネーミング・ライツは)定着していないが、チェルシーの発表は多くの関心を集めることになるだろう。ホワイトハート・レーンやスタンフォード・ブリッジほど有名なスタジアムはイギリス国内を見てもそう多くは存在しない。それだけにこれらスタジアムの命名権は、一般への普及も早く、収入面でも大きな利益を生み出すだろう。新たな利益を創造するチャンスは計り知れない。毎週繰り広げられるプレミアリーグの対戦は、極めて多くの人々の注目を受けている。世界中の数十億のファンにそのブランド名を提供するという、空前絶後の宣伝力を発揮するはずだ。中東諸国や極東の国々にこれまで我々が積極的に働きかけを行ってきた理由として、それら地域にはこれから急速に世界に伸びていこうとするブランドが数多く存在することがある。ヨーロッパや北米ではまだ認知度が低いが、すぐにでもその名を世界に発信したいブランドが犇いているのだ。プレミアリーグのユニフォーム・スポンサーやスタジアム・スポンサーになることで、その機会を得ることが実現できるのだからね」と、チェルシーの動きへの歓迎姿勢をみせている。
2003年にオーナーに就任したロマン・アブラモビッチの身銭に削り、収支を膨らましながらビッグクラブへと成長したチェルシーだが、5ヵ年計画として黒字化を目指したピーター・ケニヨン前CEOは、結局5年間黒字を出せぬまま先日失脚。その後を継いだロン・グーレイ新CEOが、クラブの収入に対してアンバランスな選手給料などの膨らみすぎた支出の穴埋めに打ち出したのが今回のネーミング・ライツ売却だ。考えようによっては、同じロンドンで近年の成績を見ればより成功を収めているチェルシーがこのタイミングでネーミング・ライツの売却という選択肢を打ち出してきたことは、トッテナムにとって逆風となりかねない事態となりうる。
しかしバーバーは、「彼らのスタジアムは古く、すでにイメージが確立されたものだ。我々はまったく異なる。新たに作られる芸術的な景観を持ったスタジアムであり、まだ歴史も確立されておらずイメージを引きずることもない。我々が新たなスタジアムのブランドとしてネーミング・ライツ売却を行うことを、多くの人がすんなりと受け入れてくれるだろう」と、チェルシーの参入によりプレミアリーグを戦うロンドンのフットボール・クラブのスタジアムの命名権に対する注目度が高まる恩恵にこそトッテナムが乗っかることができるが、チェルシーの現スタンフォード・ブリッジを改名してのネーミング・ライツ売却と比して、その価値でトッテナムの新スタジアムのほうが上回ることを強調している。
さらに、そのトッテナムの新スタジアムの命名権獲得の優位性についてバーバーは、「ピッチ外でも、ピッチ上と同じように戦いが繰り広げられている。我々の新スタジアムは、設備の面でも、環境の面でも圧倒的に先進的なものだ。スポンサーとしても、古びたスタジアムより我々のスタジアムとの提携を望むはずだよ。2つのクラブには、どちらにも買い手が十分に存在すると私は見込んでいる。だが、チェルシーの場合は、スタンフォード・ブリッジの歴史や遺産を、新たなスタジアム名が引きずることになる。我々の場合は、まさにアーセナルがエミレーツと提携したように、新スタジアムの杮落としから新たな名前としてスポンサーになれるのだ」と営業トークを発信している。
土曜日のサンダーランド戦で、トッテナムの勝ち点3獲得に大貢献をしたGKエウレリョ・ゴメス。
疑惑の判定となった後半5分のFWダレン・ベントへの自らのファールにより、サンダーランドにPKという同点のチャンスを与えてしまうも、ベントの蹴ったペナルティ・キックをセーブし窮地を救ったゴメス。そのセーブ以外にも、トッテナムのゴールを襲ったサンダーランドのシュートを再三に渡りセーブし、試合内容以上の結果である2‐0の勝利をゴメスがトッテナムにもたらしたと言っても良い活躍を見せている。
まず、その疑惑の判定について自身の立場から見解を明かすゴメスは、「私が退場になるはずだったなどとは思ってもいない。それどころか、あれがペナルティだったとすら私は思っていないからね。ボールが蹴り出されたのを確認して、私は腕を引っ込めたんだよ。判断に難しいところだと思うが、あれが彼(ベント)の仕事だからね。ストライカーがエリア内に入り込んできた際にダイブしてペナルティを狙いにいくというっことを、主審はしっかりと把握しておく必要があるだろうね。あのようなジャッジは受け入れがたいものがあるが、審判がペナルティを指示した以上、それを受け入れてそれを止めることに気持ちを集中させなければならない」と語っている。
さらに、かつて受けた同じような境遇を振り返るゴメスは、「昨シーズンのマン・ユナイテッド戦と同じさ。あの時はボールを止めたんだ。今回は、ボールに触れることはできなかったが、ペナルティではない。おそらく、あそこで彼がダイブをした瞬間に試合は決したんだよ。試合後にダレンと話をしたけど、ペナルティの判定のことには触れなかった。話したのは、あのセーブのことだけだったね。彼は素晴らしいストライカーだが、私の仕事はシュートを止めることなのさ」と、コメントし、ゴメス自身はベントの役割を理解し、プレー後も友好的に接したことを明かしている。
今シーズン終了後のワールドカップ南アフリカを見据えて安定した出場機会を求めるロシア代表FWロマン・パブリュチェンコの1月の移籍マーケットでの移籍の可能性が高まるなか、スペインのバレンシアがこの争奪戦に一歩リードしているとの報道が出ている。
ロシア代表のフース・ヒディンク監督が、幾度と無くトッテナムでのレギュラー奪取が叶わなければ移籍を推奨するコメントを発しているが、ハリー・レドナップ監督も最近になってパブの移籍を容認するとも採れる発言が出始めており、現実味を増している。これまで、母国ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクや古巣スパルタク・モスクワ、得点力に悩むACミランやローマのイタリア勢、さらにプレミアリーグでもバーミンガムやフラム、最近では資金難にあるウェストハムがローンでの獲得を希望するなどの報道も出ているが、ここに来てバレンシアが急先鋒として担ぎ上げられている。
ミラー紙の日曜紙サンデー・ミラーが報じたところによれば、巨額の負債を抱えこれまでも人員整理を押し進めてきたバレンシアの超目玉銘柄であるスペイン代表FWダビド・ビジャが資金捻出のためについに1月に売却され、その戦力の穴埋めのためにパブに触手を伸ばすとのこと。
憶測の域を出ないこれら報道だが、パブを取り巻く移籍報道はマーケット開幕が近づくにつれさらに熱を増してくるだろう。
土曜日にホワイトハート・レーンで行われたトッテナム戦で、敗れはしたものの主力を数名欠きながら善戦をしたサンダーランド。
この試合を決定付ける場面となった後半5分のPKの判定につながるFWダレン・ベントへのGKエウレリョ・ゴメスのファールについて、試合後のインタビューでサンダーランドのスティーブ・ブルース監督は、ゴメスが退場処分にならなかったことに激しい憤り明かしている。
仮にその場面でゴメスが退場となれば、控えゴールキーパーであるGKベン・アニックをゴールマウスに据えるためにトッテナムはフィールドプレーヤーを一人減らし、数的不利を40分間強いられることになっていた。
PKに判定とゴメスに下されたイエローカードだけでは不満のブルースは、「ゴールキーパーはベントのゴールのチャンスを阻止したと私は考えているが、ベントはゴールとは別の方向に進んでいたという主審が私にしてくれた説明はとても賛同できるものではない。まったく、ナンセンスだ。ベントは、ボールを次のプレーに繋げる位置に転がしていた。ボールの位置を見れば、まだまだプレーが途切れているとは考えられないだろう。私の判断では、ベントはあの後ゴールを決めていたはずだ。確かに、他のディフェンダーが追走していたが、キーパーに倒されたあの場面の周辺の状況からすれば、ベントがゴールしていたと私は考えている」と試合後に審判から受けた説明には矛盾があると指摘。
さらにブルースは、「あの判定次第で、結果は変わっていただろう。仮に控えゴールキーパーが出場して、PKをセーブしていたとしても、10人を相手に30分以上を戦うことになっていたのだからね。そうなっていれば、我々にとって大幅に有利だったのだ。スタジアム・オブ・ライトでなら、まったく異なる判定になっていたと私は確信しているよ」とあの判定がホームアドバンテージであったとの解釈を吐露している。
キングの他にも、マンチェスター・ユナイテッドのDFリオ・ファーディナンドや、ポーツマスのGKデイビット・ジェイムズら、安定したパフォーマンスを発揮できなくなっている選手に警笛を鳴らすカペッロは、「南アフリカに共に旅立つ選手たちは万全のコンディションになければならない。不調のまま南アフリカに行き、そこで改善の望みを託すというのは、由々しきことだ。(6月は現地の初冬で)気候も穏やかではないし、回復に適しているとはいえない。ワールドカップの時期の南アフリカは寒いだろうからね。選手を待つことなどできないな。多少の負傷なら問題ない。だが、大きな故障を抱えている選手が当地に向かうことはない。リオは世界でも屈指のセンターバックだ。選手としての能力に疑いはない。しかし、毎試合出場できるだけのコンディションが必要だ。現状では、腰に問題があるようだが、練習をもっとする必要があるだろう。キングについて、招集は不可能だと考えている。彼は週に一度、金曜だけ練習をして土曜日に試合に出場している。今、デイビット・ジェイムズについて様子を見ているが、彼は試合ではよくやっているが、練習では走りこみができない状態だ。これから決断を迫られることになるだろう」とコメント。
2002年には負傷明け間もないMFデイビット・ベッカムを、そして2006年には同じく骨折が完治していないFWウェイン・ルーニーを招集した当時のスベン・ゴラン・エリクソン監督だが、カペッロ体制ではそのような処遇は与えないようだ。
| スパーズ | スタッツ | サンダーランド | ||
| 2 | ゴール | 0 | ||
| 1 | 前半ゴール | 0 | ||
| 3 | 枠内シュート | 7 | ||
| 4 | 枠外シュート | 8 | ||
| 8 | 被守備ブロック | 3 | ||
| 4 | コーナーキック | 4 | ||
| 11 | ファール | 19 | ||
| 7 | オフサイド | 5 | ||
| 1 | イエローカード | 2 | ||
| 0 | レッドカード | 0 | ||
| 78.9 | パス成功率 | 73.9 | ||
| 20 | タックル | 23 | ||
| 80 | タックル成功率 | 65.2 | ||
| 51.6 | ボール支配率 | 48.4 | ||
| 42.4 | 敵陣進軍率 | 57.6 |
ブラックバーン 3-1 ポーツマス
マンチェスター・シティ 3-3 バーンリー
トッテナム 2-0 サンダーランド
ウォルバーハンプトン 1-4 アーセナル
控え:アニック、ベイル、ドーソン、ハットン、ベントリー、クラニチャル、パブリュチェンコ
サンダーランド:ゴードン、バーズリー、ターナー、ダシルバ、マッカーシー、マルブランク、リチャードソン、ヘンダーソン、リード、キャンベル、ベント
控え:フロップ、ノズワーシー、ファーディナンド、マーフィー、メイラー、ヒーリー、アダム・リード
ここまでリーグ6ゴールのデフォーについてレドナップは、「キレもあるようだし、どの試合でもゴールを予感させるストライカーだ。復帰戦でも、きっとゴールを記録してくれると願っているよ。彼がプレミアリーグの得点王になれない理由などない。他のストライカー同様に彼にもチャンスはあるだろう。彼が、ライバルたちと争いを続けてくれれば、我々にとってもチャンスが広がるはずだ」とコメント。
さらに、デフォーの実力についてレドナップは、「彼は生粋の点取り屋だ。攻撃の組み立ての段階に参加することはほとんどない。しかし、シュート圏内でボールを受ければ、彼の俊敏性と得点感覚で最高のチャンスに結びつけるだろう」と語っている。
7月下旬にサンダーランドからのオファーが届いたためにアジア・ツアーに発つ直前の機内から降り、それから移籍が成立するまでの間にTwitterにてスパーズ首脳部を批判するなど、後味の悪いかたちとなったベント。そのベントがサンダーランドの公式サイト上で、「奇妙な気分になるだろうけど、ダレン・ベント対スパーズという図式で勘違いをしたくはないね。そんな個人的な感情よりも大事な戦いだからさ。これはサンダーランドの戦いであり、ヨーロッパへチームを導くための重要な対戦なんだ。相手ファンから敵対的な歓迎を覚悟しているけど、古巣に戻ったときはそういうものさ。でも、同時にファンには、私が古巣と対戦することばかりに注目してもらいたくない。この試合でゴールを決めることは私にとってとても意味深いことだけど、チームの勝利こそがすべて。チームが勝利し、私がゴールを決めなかったとして、それでも私は最高の気分になるよ。でも、私がゴールを決めてチームが敗れたら、私の気分は滅入るだろうからね」と語っている。
なお、承認制にして今も続けているベントのTwitterに対して、サンダーランドはトッテナム戦に向けての過剰な発言を控えるよう閉口令を強いている。
レドナップは、ベントの新天地での活躍を、移籍金の条件に盛り込まれた出来高の条項によりスパーズに有利になると受け止めている。
そのリードが、土曜日に古巣であるトッテナムとの対戦を控えて、「スパーズで私は何一つ自分の実力を証明することができなかった。特にサポーターの前ではね。でも、もう私がトッテナムでプレーしていたのは100万年も前の話のようだよ。それくらい私のフットボール・キャリアと私生活ではいろんなことがあった。おそらく、ファンの多くは私がプレーしていたことすら覚えていないんじゃないかな。今、自分が持っている力を誇示すべきは、今のチームの監督であり、チームメイトであり、そしてこのクラブのサポーターに対してだ。私はこのクラブでプレーしているのだから、それ以外のことは重要ではないんだよ」と語っている。
続けて、リードが在籍していた頃からの祈願であるトッテナムのトップ4入りについて、「トップ4に割り入るのは難しいことだよ。本当に強いチームばかりだからね。でも、スパーズがファンタスティックな選手を揃えているのもこれまた疑いのない事実だ」と質問に答えている。
アストンビラ対ボルトン
ブラックバーン対ポーツマス
マンチェスター・シティ対バーンリー
トッテナム対サンダーランド
ウォルバーハンプトン対アーセナル
11月8日(日)
チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド
ハル・シティ対ストーク・シティ
ウェストハム対エバートン
ウィガン対フラム
11月9日(月)
リバプール対バーミンガム
かつてトッテナムのアカデミーに在籍し、16歳という若さでアイルランド代表の招集も受けた当時は次代のワンダーキッドとの呼び声も聞かれたFWテリー・ディクソン。しかし、2008年3月に相次ぐ負傷によりトッテナムから契約を解除され、プロとしてのキャリアにも暗雲が立ち込めていた。
無所属となりながらリハビリを継続し、今年2月にウェストハムとの契約にまでこぎ続けた現在19歳のディクソンは先月のリザーブリーグ、チェルシー戦で実戦復帰を果たし、先週ポーランドで行われた地元チームとの親善試合では復帰後初ゴールを記録している。
現在はリザーブリーグを主戦場とするディクソンが、今季やや低迷するハマーズの一軍の招集を受ける日を期待したい。
土曜日のトッテナム戦を控えて、今シーズンで最も苦しい台所事情を強いられているサンダーランドのスティーブ・ブルース監督。
前節のウェストハム戦で退場となったFWケンウェイン・ジョーンズが出場停止となる他、キャプテンのMFロリク・サナはハマーズ戦で今シーズン5枚目のイエローカードを受けて出場停止。さらに先月にMFリー・カタモールが負傷により長期離脱が確定し、DFジョン・メンサーもふくらはぎの負傷により離脱と、主力だけでも4人を欠いてノースロンドンに乗り込むことになる。
それら離脱者が相次ぐ一方で、ハマーズ戦は臀部の負傷によりベンチ入りも叶わなかったFWフレイザー・キャンベルが練習を再開し、先日加入した元オランダ代表のMFボウデビン・ゼンデンもチームへの順応が進んでおり、ブルースのチーム構想に入っているようだ。
ブルースは、「今週末の対戦で私はベストの布陣をピッチに送り出したい気持ちに偽りは無い。しかし、現状ではいつもとは異なる選手にチャンスが与えられ、彼らの実力を期待することになるだろう。フレイザーは今週練習に復帰した。カーリング・カップのビラ戦で彼は素晴らしい活躍をしていた。ボロ(ゼンデン)も、どのくらいの時間になるか分からないが、活躍を期待している」とコメントしている。
カタモールとサナが抜ける中盤の真ん中には、MFキーラン・リチャードソンとMFジョーダン・ヘンダーソンが先発すると見られ、両翼にはMFアンディ・リードとMFスティード・マルブランクの馴染みの顔がホワイトハート・レーンで揃う。さらにゼンデンかキャンベルを中盤に落として、FWダレン・ベントの1トップという布陣をブルースが選択する可能性が高いと現地メディアはみている。
今シーズンからサンダーランドに加入し、キャプテンを任されているアルバニア代表MFロリク・サナ。週末にトッテナムのホーム ホワイトハート・レーンに乗り込むサンダーランドだが、前節のウェストハム戦でリーグ最速となる今季5枚目のイエローカードを受けて今週末は出場停止となるサナは、「チームから抜けることになってしまったのは痛恨だ。しかし、俺は遠征に帯同するぜ。ロンドンに行って、試合前のチームを鼓舞し、できる限りの協力をする。それだって大事なことだからな」とピッチ上で見せる熱いプレーに違わぬ熱いコメントを発している。
さらに、ハマーズ戦で一発退場となったFWケンウェイン・ジョーンズも欠場することになるトッテナム戦についてサナは、「トッテナム戦では引分けでも良い結果と言えるだろう。勝利を狙えた対戦カードだろうが、ケンウェインがいないとなると、引分けも満足すべきだ」と語っている。
なお、ジョーンズの欠場により、昨シーズン、ローンでトッテナムに在籍したFWフレイザー・キャンベルが同じく元トッテナムのFWダレン・ベントと2トップを組むか、またはアウェイで手堅くベントの1トップになると予想されている。
来夏行われるワールドカップ2010南アフリカ大会の開幕までおよそ200日となり、すでに出場を決めているイングランド代表は最終招集メンバーの23人に誰が選ばれるかが注目を集めている。
トッテナムからは、MFアーロン・レノン、FWピーター・クラウチ、FWジャーメイン・デフォーらが当確線上に。今後の活躍や他選手の離脱などによってはその当確線上に乗ってくるであろう選手として、DFレドリー・キング、DFジョナサン・ウッドゲイトら、かつて安定して代表メンバーに名を連ねていたベテラン組と、そしてまだまだベテランと呼ぶには早い26歳のMFジャーメイン・ジェナスがいる。
2006年のドイツ大会ではイングランド代表に名を連ねたジェナスだが、セントラル・ミッドフィルダーのポジションではチェルシーのMFフランク・ランパード、リバプールのMFスティーブン・ジェラードに加え、マンチェスター・シティのMFギャレス・バリーが不動の3枠を占拠。残り1‐2枠をマンチェスター・ユナイテッドのMFマイケル・キャリックや同じくユナイテッドのMFオーウェン・ハーグリーブスらと争う構図となっている。
来週末に控えるカタール遠征でブラジル代表らとの親善試合のメンバー入りを見据えるジェナスは、「我々チームには、多くの代表チームでプレーする選手が揃っている。この選手層の厚さは、驚くべきレベルだよ。会長や監督が、適切な選手補強の投資をしてくれたおかげで、実に充実したチームが出来上がっている。多くのチームが我々の陣容に恐れを抱いているだろうし、同時にトップ4を打ち破れると考えているだろう。私自身、スパーズでの日々はとても充実している。年を重ねるごとに私のプレーも向上していると感じているし、今はこのクラブを我が家のように思っている。本当に幸せさ」とコメント。
さらにジェナスは、「代表チームでは、ミッドフィルダーのポジションが最も分け入ることが困難なポジションだ。そしてイングランドの最も強さを発揮できるポイントでもある。代表に復帰するためにはまず、スパーズで継続して良いプレーをし、出来るだけ多くの得点に絡むことが大事だと考えている。クラブは全ての基盤であるわけだから、良いプレーをしていればファビオ・カペッロ監督には必ず伝わるはずさ。彼が試合を観に来てくれた時に、目の前でスパーズのために活躍し、チャンスを広げたいね」とトッテナムでの活躍の先に南アフリカを見据えている。
トッテナムからクイーンズパーク・レンジャーズにローンで移籍し、1度ファンとの間でトラブルを起こしたものの、安定した出場機会を得ながら環境に順応し、いくつかのスーパー・ゴールでその天才ぶりを発揮しているモロッコ代表FWアデル・ターラブは、自身に満足いく一軍での出場のチャンスを与えなかったトッテナムに戻るつもりは無いと強い口調で語っている。
2007年にトッテナムに加入し、その際に5年の長期契約を結んでいた20歳のターラブの残りの契約期間は2年半。今シーズンが終了した時点で残り2年となり、トッテナムにとって非常にデリケートな移籍マーケットを迎えることになる。
この夏にも移籍を希望するとの発言をたびたびしていたターラブは、「トッテナムは俺との契約延長を望んでいるようだけど、正直言ってしまえば現時点であのクラブに戻りたいとは思っていない。まだ2年半の契約期間があのクラブとの間に残されているが、今すぐにでも移籍できればと思っているよ」とコメント。
疑いの無い才能を誇示する一方で、天才肌ゆえの気難しさを持っているターラブ。2ヶ月後に控える冬の移籍マーケットの期間中にも本人の口から同様の発言が継続的にメディアから漏れ伝えられるか否かも、ターラブの今後を占う上で、一つの尺度となりそうだ。
先日、トッテナムとの業務提携が発表されたサウス・チャイナに所属する香港代表FW陳肇麒(チン・チョウキ)が、来月にトッテナムでトライアルを受けると香港のメディアが伝えている。
今夏、プレシーズン・ツアー中に行われたトッテナムとの対戦で、GKエウレリョ・ゴメスの頭上を抜けるループ性のシュートをスパーズ・ゴールに決めた陳肇麒は、12月に渡英し、およそ10日間スパーズ・ロッジで練習に参加することになるとみられる。
香港のファースト・ディビジョンで今季27試合に出場して22ゴールを記録している陳肇麒が仮にトッテナムへの加入となれば、2002年から在籍した元日本代表MF戸田和幸、2005年から在籍した韓国代表DF李榮杓(イ・ヨンピョ)らに続く3人目の東アジアのトッテナム一軍選手となるが、英語を公用語とする香港人として育っているため言語での問題はない。
なお、陳肇麒は香港代表としてアジアカップ予選の日本代表戦を11月18日に控えている。(テレビ中継は現在未定)
一方で、サンダーランド戦後に控える代表ウィークで、クロアチア代表メンバー入りが見込まれていたチョルルカだが、リヒテインシュタイン戦のメンバーから外れており、その理由として慢性的なつま先と臀部の負傷がクロアチア・フットボール協会から発表されている。
足首を負傷したストーク戦からすでに10日間の離脱となっているレノンだが、この情報が確かであれば今週末のサンダーランド戦も欠場。そして、ワールドカップ本大会に向けての格好の調整試合となるカタールでの強豪ブラジル代表戦にも欠場となりそうだ。
なお、同じく離脱中のMFルカ・モドリッチは、代表ウィーク明けのウィガン戦を復帰目標としていることがハリー・レドナップ監督の口から明かされており、ポーツマス戦で受けたレッドカードにより3試合の出場停止となっていたFWジャーメイン・デフォーはサンダーランド戦で出場可能となる。
アーセナルとのノースロンドン・ダービーに敗れ、しかも試合内容も散々な出来で精神的にも深いダメージを負ったであろうトッテナムだが、MFジャーメイン・ジェナスは、気持ちを切り替えて前進を、と前向きな姿勢を明かしている。
シーズン序盤の好調から、前節のストーク・シティ戦の不運な敗戦により、悪い流れを断ち切るためにも結果と好パフォーマンスが期待されたエミレーツ・スタジアムでのダービー。しかし、前半終盤に集中力を欠いた守備でのミスから2失点を喫して3‐0の敗戦と屈辱を味わっている。
スカイスポーツのインタビューに応えたジェナスは、「あの日の試合では、我々の良いところを発揮できずにとても失望している。ダービー・マッチでの敗戦は、心理的な動揺が大きい。とにかく、今は前向きになるように努め、この後のシーズンに向けて前進するために頑張りたい。たった一つの酷いパフォーマンスの試合だったと考えることもできるからね」と、早速次節サンダーランド戦に向けて気持ちを切り替えると語っている。
さらに、あのダービーについて振り返るジェナスは、「本当に酷い2失点だった。私も監督が言った通り、あれが完全に試合を決めてしまったと思うよ。あの瞬間、ピッチ上で我々はあんなことが起こると思ってもいなかった。チームメイト皆が本当に苛立っていたね。ここは気持ちを切り替え、これから先のことに集中しないとね。ここまでのシーズンはまずまずの出来なんだから、ポジティブに戦いを続けていきたい」とコメント。
土曜日に行われるサンダーランドも、トッテナム同様にシーズン序盤の好調がこのところやや低迷気味。MFリー・カタモールの負傷離脱、MFロリク・サナ、FWケンウェイン・ジョーンズの2人がトッテナム戦に出場停止と、戦力が落ちている一方で、元トッテナムのFWダレン・ベント、MFアンディ・リード、MFスティード・マルブランクらが好調を維持し、ジョーンズに替わって出場が見込まれるFWフレイザー・キャンベルを含め、ホワイトハート・レーンでの凱旋試合に相当な意気込みを持った選手との対戦となる。
MFジョン・ボストック、MFディーン・パレットのこれまでもユース年代での代表キャリアを築いてきた2人と、そして現在ヨービル・タウンにローン中のMFライアン・メイソンとDFスティーブン・コールカーの今季リーグ・ワンでの活躍が評価されている2人が、今回の招集を受けている。
この2戦のトータルで勝利すれば、来夏のワールドカップ南アフリカ大会への出場が決まる大一番となるが、ヨーロッパ予選のプレーオフ中、最も実力差が大きいと見られるこの一戦は、同時にワールドカップ本大会へ向けての最終メンバー生き残りをかけた一戦にもなる。週末のアーセナル戦で後半途中から出場したパブリュチェンコも、トッテナムで出場機会を減らしていることからロシア代表メンバー入りも安泰とは言えず、アピールの場としたいところだろう。
現在、グループAで首位のカメルーンは、モロッコに勝利すればグループ1位によるワールドカップ出場権を獲得。同日にトーゴと対戦する2位のガボンとは勝ち点差1ポイントとなっている。なお、現在QPRにローン中のFWアデル・ターラブがモロッコ代表でプレーすることが見込まれ、グループ4位のモロッコも順位をあげて来年1月にアンゴラで行われるアフリカ・ネーションズカップへの出場権を狙っている。
今シーズン、負傷によりコンディションを落とし、ユナイテッドでもイングランド代表でも苦境に置かれているファーディナンドは、DFジョニー・エバンスやDFウェズ・ブラウンらこれまでは控え選手であった2人に後塵を拝する形となっている。
そこで振って沸いたウェストハム時代の恩師であるレドナップとの共闘説であったが、これについてレドナップは、「彼がまともな人間であるならば、あのクラブを彼が去る可能性はゼロだ。私の知らないところで何かが起こっているのであれば話は別だが、私の知る限り彼がこのクラブに来ることは無い。彼とは頻繁に話をしているし、メールのやりとりもしている。私からすれば、彼は今でも世界最高のセンターバックだ。周りが騒ぎすぎなんだよ」と語り、これら一連の報道が憶測の域を出ないものであるとの解釈を明かしている。
今シーズン、ここまでセンターバックとしては最多の出場を記録しているバソングは、「あまり良いニュースではないが、ハムストリングの負傷で、おそらく4‐5週間の離脱になるだろう。今は、筋肉が無くなったような感じがするよ」と自ら負傷について語っている。
次節サンダーランド戦は今週末に行われ、その後に代表ウィークに入るため、これから1ヶ月間に行われる試合は3試合。12月の頭に行われるカーリング・カップ以降、12月は7試合が行われる過密日程を控えているため、万全の状態での復帰を期待したい。
先月下旬の情報では、11月第1週のサンダーランド戦での復帰の可能性も伝えられていたモドリッチについてハリー・レドナップ監督は、「負傷の再発は無く回復に向かっている。代表ウィークで2週間の猶予が与えられるので、体調を整えるために使えるだろう」とコメント。
8月下旬のバーミンガム戦での負傷以降、離脱が続いているモドリッチ。モドリッチがいないトッテナムは、プレミアリーグで7戦し、得た勝ち点が7ポイントとなっている。
土曜日に行われたウェストハム戦に出場した両選手だが、サナはリーグ最速となる5枚目のイエローカードをこの試合で受け、次節出場停止。ジョーンズはレッドカードを受け、3試合の出場停止となる。
開幕から好調を維持していたサンダーランドだが、先月下旬に主力のMFリー・カタモールが負傷で長期離脱となって以降は、カップ戦を含めて4試合で勝利無し。そこにジョーンズとサナの欠場が重なり、トッテナム戦は苦しい陣容での対戦を強いられることになりそうだ。
| アーセナル | スタッツ | スパーズ | ||
| 3 | ゴール | 0 | ||
| 2 | 前半ゴール | 0 | ||
| 8 | 枠内シュート | 4 | ||
| 6 | 枠外シュート | 4 | ||
| 4 | 被守備ブロック | 2 | ||
| 6 | コーナーキック | 2 | ||
| 14 | ファール | 11 | ||
| 4 | オフサイド | 1 | ||
| 1 | イエローカード | 1 | ||
| 0 | レッドカード | 0 | ||
| 78.9 | パス成功率 | 76.2 | ||
| 24 | タックル | 32 | ||
| 79.2 | タックル成功率 | 84.4 | ||
| 52 | ボール支配率 | 48 | ||
| 51.5 | 敵陣進軍率 | 48.5 |
ボルトン 0-4 チェルシー
バーンリー 2-0 ハル・シティ
エバートン 1-1 アストンビラ
フラム 3-1 リバプール
マンチェスター・ユナイテッド 2-0 ブラックバーン
ポーツマス 4-0 ウィガン
ストーク・シティ 2-2 ウォルバーハンプトン
サンダーランド 2-2 ウェストハム
