セント・レジャー 夢はあの手に盗まれた
Check スパーズ関連のメディア報道・その他2009年11月19日
アイルランド代表のFWロビー・キーンのゴールで先制したものの、延長前半にフランスに追いつかれ、来夏のワールドカップ出場への道を閉ざされたアイルランド代表DFショーン・セント・レジャーは、延長前半のフランス代表DFウィリアム・ガラスのゴールをアシストしたFWティエリ・アンリが、その直前のプレーにて浮き球を手で処理していたことについて、「俺たちの夢は盗まれたんだよ。あんなハンドを、素知らぬ顔で『ボールが当たってきた』だなんて、ガキのいいわけじゃないか。それに、(ガラスは)オフサイドだった。あれで、俺たちのワールドカップ出場への夢が断たれるという代償は大きすぎるよ」と試合直後のスカイスポーツのインタビューで怒りのコメント。

さらに、ピッチ上でのアンリとのやり取りを明かすセント・レジャーは、「確かに、彼は『偶然、ボールが当たってしまった』と言っていた。だが、ビデオを見れば彼が明らかに故意にボールを掴んでいるのが分かるだろう。このご時世にもなって、FIFAがビデオ判定を用いないというのは理解に苦しむね。ビデオ判定を行ったって、たった10‐20秒程度の手間だろ。あまりにも多くの人間の夢を打ち砕くこの現状を考えれば、今こそビデオ判定を時だ。アイルランド代表の一員としてワールドカップに出場し、プレーしたいという夢は、儚く消え去ったんだ。仲間のみんなも同じ気持ちさ。あまりの失望の大きさに、今の時点では言葉にできないほどだよ」と、敗戦の失意を抱えながらも、その憤りを吐露している。

しかし、敗戦直後のインタビューを通じて、若干落ち着きを見せたセント・レジャーは、「確かに褒められる行為ではないけど、彼は自分のチームをワールドカップに導くのが仕事なんだ。もしも、仲間の一人が同じようなことをしていたとしたら、チームメイトは何ら変わらない態度で接しただろう。彼らのような態度はとらないとは言えないよ。世界中で起こっていることなんだよ。あからさまなズルがね」と語り、矛先をややぶらしてインタビューを終えている。