1966年以来となるフットボールの母国でのワールドカップ開催のための招致活動を進めるイングランド。その開催地について大会の中核的機能を担う首都ロンドンでは、一時期4会場開催(ウェンブリー、五輪スタジアム、エミレーツ、トッテナム新スタジアム)という奇抜な案も挙がったものの、より現実的な2会場というプランで調整を行っているが、ここでトッテナムの新スタジアムでの開催が実現の可能性を帯び始めているようだ。
未だイングランド開催が決まったわけではなく、これから開催プランについてFIFAへ提示していく準備の最中であるが、FA(イングランド・フットボール協会)はウェンブリーとロンドンのもう一つのスタジアムの選考を進めている段階で、その「もう一つ」の有力候補であるエミレーツ・スタジアムが開催地候補となることに難色をみせている。
エミレーツ・スタジアムを所有するアーセナルは、FIFAがワールドカップ開催スタジアムに課すであろう規約が未確定且つ流動的であるとの理由から、FAの招致活動が準備しているFIFAへの提案書に合意しておらず、FAのプランに合意する前にまずFIFAの規約を確認する必要があるとの態度を示している、と一部メディアは伝えている。
一方、トッテナムの計画しているスタジアムはこれから建設に入る段階であり、例えばスタジアムの構造上の課題であればFIFAの規約への対応は図りやすい。それ以外の優位点としても、近年目まぐるしく発展を続ける通信技術の点においてより先進的な設備をスタジアム内に設置できることはFAにとってもアピール・ポイントとなる他、ワールドカップ決勝がウェンブリーで開催されるため、ロンドンのもう一方のスタジアムでは収容客数においてセミ・ファイナルを開催する規模ではない方が望ましいということもある。
さらに別の観点から、ワールドカップの開催スタジアムになることのメリットが双方のスタジアムで大きく食い違う点もある。すでにフットボール産業自体が成熟しているロンドンだけに、「名誉」ということ以外にはデメリットが多く、クラブ・スポンサーと大会スポンサーとの調整などフットボール・クラブが所有するスタジアムでのワールドカップ開催は弊害も多い。そういった意味でアーセナルが必ずしも前向きになれないのは当然であるが、現在のトッテナムはスタジアムの命名権を絡めた新たなスポンサー探しがクラブの主要課題として挙がっており、大会期間中にそのスポンサー名が伏せられるとしても「ワールドカップを開催するスタジアム」という看板を欲しがる可能性が高い。
開催スタジアムの調整は最終段階に入っており、今シーズン終盤となる2010年5月にはその開催スタジアムも含んだ完全版の大会開催計画書をFIFAに提出する期限となっているため、早ければ年内にもワールドカップ開催スタジアムを巡ったノースロンドン・ダービーに決着が付くかもしれない。
未だイングランド開催が決まったわけではなく、これから開催プランについてFIFAへ提示していく準備の最中であるが、FA(イングランド・フットボール協会)はウェンブリーとロンドンのもう一つのスタジアムの選考を進めている段階で、その「もう一つ」の有力候補であるエミレーツ・スタジアムが開催地候補となることに難色をみせている。
エミレーツ・スタジアムを所有するアーセナルは、FIFAがワールドカップ開催スタジアムに課すであろう規約が未確定且つ流動的であるとの理由から、FAの招致活動が準備しているFIFAへの提案書に合意しておらず、FAのプランに合意する前にまずFIFAの規約を確認する必要があるとの態度を示している、と一部メディアは伝えている。
一方、トッテナムの計画しているスタジアムはこれから建設に入る段階であり、例えばスタジアムの構造上の課題であればFIFAの規約への対応は図りやすい。それ以外の優位点としても、近年目まぐるしく発展を続ける通信技術の点においてより先進的な設備をスタジアム内に設置できることはFAにとってもアピール・ポイントとなる他、ワールドカップ決勝がウェンブリーで開催されるため、ロンドンのもう一方のスタジアムでは収容客数においてセミ・ファイナルを開催する規模ではない方が望ましいということもある。
さらに別の観点から、ワールドカップの開催スタジアムになることのメリットが双方のスタジアムで大きく食い違う点もある。すでにフットボール産業自体が成熟しているロンドンだけに、「名誉」ということ以外にはデメリットが多く、クラブ・スポンサーと大会スポンサーとの調整などフットボール・クラブが所有するスタジアムでのワールドカップ開催は弊害も多い。そういった意味でアーセナルが必ずしも前向きになれないのは当然であるが、現在のトッテナムはスタジアムの命名権を絡めた新たなスポンサー探しがクラブの主要課題として挙がっており、大会期間中にそのスポンサー名が伏せられるとしても「ワールドカップを開催するスタジアム」という看板を欲しがる可能性が高い。
開催スタジアムの調整は最終段階に入っており、今シーズン終盤となる2010年5月にはその開催スタジアムも含んだ完全版の大会開催計画書をFIFAに提出する期限となっているため、早ければ年内にもワールドカップ開催スタジアムを巡ったノースロンドン・ダービーに決着が付くかもしれない。