敵地ディープデイルで行われたカーリング・カップのプレストン戦の前半15分に足首の靭帯を損傷したジオバニにとっては、ハリー・レドナップ監督のもとで同じくカーリング・カップのドンカスター戦以来となる2試合目の数少ない出場チャンスでのアピールの場を失っただけでなく、メキシコ代表として今週末にホーム メキシコ・シティで行われる勝てば本戦出場が決まるワールドカップ予選のエルサルバドル戦の欠場も決まってしまった痛手が重なっている。
メキシコ代表は土曜日のホーム エルサルバドル戦、または来週水曜のトリニダード・ドバゴ戦のいずれか1つに勝利すれば、ワールドカップ北中米カリブ海地域予選の最終ラウンド3位以内が確定し、来夏の南アフリカへの切符を手にすることになる。ここまで同予選を通じて絶好調のジオバニは、予選序盤に低迷していたメキシコ代表を自身の活躍により、現在の好位置まで押し上げている。なお、同じ地域予選を戦うホンジュラス代表MFウィルソン・パラシオスも、現時点で出場圏内の3位以内に入っている。
プレストン戦に向けたレドナップの言葉として、『調子も良く、体も引き締まり、偉大な能力を備えている。ジオは必ず最高の選手に成長するよ』と、大きな期待を表された直後の負傷だっただけに辛い離脱となってしまったが、それでも火曜日のスパーズ・ロッジで笑顔で語ってくれたジオバニは、「コンディションは良好で調子も良かっただけに、あの負傷は辛かった。監督にアピールする絶好のチャンスだったからね。ピッチに倒れたとき、『あぁ、これは昨シーズンのと同じところだ』と脳裏をよぎった。前にも同じ足首を負傷していたからね。それでもプレーを続けたかったんだけど、痛みが酷くて無理だった。最初は、痛いしツイてないなと思ったけど、2‐3日経ってからは気持ちを復帰を目指すことに切り替えた。コンディションを取り戻して、またプレーを磨きたいってね。まだ僕は若いし、復帰後にはこれまでと同じパフォーマンスを取り戻して、監督に出場チャンスをもえらるようにアピールできるはずさ」と前向きな姿勢をみせている。
そして、あのレドナップのコメントを心地よく感じているジオバニは、「監督が自分のことをそういう風に言ってくれるのは嬉しいことだね。代表チームでは良いプレーができているし、スパーズでの練習でも、ドンカスターとのカーリング・カップでもそうだ。プレストンとの試合でも、動きはキレていたし、開始5分には僕のシュートがクロスバーを叩いた。監督は僕が優れた選手であり、トッテナムで活躍したいと熱意を持っていることを分かっているはず。このクラブにはもちろん出場チャンスを掴むためにやってきたわけだし、ファンのことも大好きだ。スパーズ・ファンはいつも僕を支えてくれるし、僕は全てに満たされているよ」と、現在の生活への気持ちを語っている。
最後に、メキシコ代表の重要な時期での離脱について、「代表チームと共に戦えないことはとても残念だよ。メキシコ代表ではこのところ好調だったしね。でも、あと1つ勝てば、ワールドカップに出場できるというのは良い状況だよ。何でこのタイミングで負傷しちゃったんだろう、って正直考え込んでしまうよ。スパーズでも仲間とプレーしたいし、メキシコ代表でアミーゴたちと戦いたい。だけど、彼らは土曜日のエルサルバドルとのホームでの対戦できっと決めてくれる。そうなればパーフェクトさ」と、信頼する仲間に母国の悲願を託している。