ハル・シティ戦レビュー デフォー爆発
Check 公式ニュース2009年8月20日
水曜の夜のアウェー ハル戦でFWジャーメイン・デフォーの得点力が爆発し、5‐1の勝利を収めたスパーズはプレミアリーグの首位に躍り出ている。コンディション絶好調のデフォーは10分、45分、94分と試合の節目節目でゴールを決めてKCスタジアムでハットトリックを記録。さらに前半にMFウィルソン・パラシオスがゴールし2‐0と試合の優勢を決定付け、3‐1で折り返した後半にはデフォーとの2トップで先発したFWロビー・キーンが自身の今季初ゴールを珍しく頭で決めている。
試合開始から試合の優勢を掴んだのはスパーズ。スルーパスに抜け出したMFアーロン・レノンのクロスにキーンが飛び込んでいきなりの先制ゴールかと思われたが、これはレノンがパスを受けた時点でオフサイドの判定が下り、ノーゴール。

そして10分。ここまで圧倒的なボール支配を続けたスパーズは、MFトム・ハドルストンを経由しての攻撃展開からデフォーへのパスを繋ぎ、左右への揺さぶりで相手ディフェンダーをいなすとゴール正面やや左から低い弾道の20メートル弾をハルのGKボアズ・マイヒルの守るゴールに突き刺し先制ゴールを決める。

その4分後には、デフォーとキーンが攻撃を組み立てると、デフォーの先制ゴールとほぼ同じ位置ぬ抜け出したパラシオスがしっかりとコースを突いたシュートで追加点。早くも2点のリードを奪う。

この後、スパーズにアクシンデントが襲う。先発出場のGKエウレリョ・ゴメスが、浮き球をパンチングした際の負傷でピッチを後にし、GKカルロ・クディチーニがゴールマウスに入る。

ホームでのシーズン初戦ながらここまでまったく試合の流れを掴めないハルは、前半22分にFWダニエル・カズンに代えて戦術的な意図でMFジオバンニを投入する。その交代が早速奏功するかたちでハルにゴールが生まれる。ハルのフリーキックでMFスティーブン・ハントがスパーズのゴール前に上げたクロスが、両軍選手の交錯の縺れのなかそのままゴールに吸い込まれてハルが追撃の1点を獲得する。

この幸運なゴールに沸きあがるKCスタジアムのファンが盛り上がり、ハルの選手たちも勢いを取り戻す。FWカレブ・フォランがDFセバスチャン・バソングをボディチャージで押さえ込み強引にシュートを放つとゴール・ネットを揺らす。これで同点に追いついたかと思われたが、バソングへのファールの判定が下りノーゴール。スパーズは肝を冷やすことになる。

ややハルの流れになりかけ、なんとかハーフタイムをリードした状態で迎えたいスパーズに追加点のチャンスが訪れる。右サイドを持ち前のスピードで突破したMFアーロン・レノンのクロスにデフォーがドンピシャで合わせるが、このシュートは枠を捉えず。しかし、早くも流れを取り戻したスパーズは、DFアラン・ハットンのクロスにキーンが飛び込むが、キーンは冷静にこれをスルー。ここに待ち構えたデフォーが、対応したDFマイケル・ターナーを交わしてシュート。3‐1と、スパーズにとって願ったりの時間帯でリードを2点差に広げることに成功する。

後半に入ってもスピーディにパスをつなぎながら試合を支配するスパーズ。MFルカ・モドリッチとレノンの中盤の両翼が、効果的に攻撃を組み立てながら何度かフィニッシュのチャンスを組み立てる。

防戦一方のハルは、このスパーズのゲームメイクに太刀打ちできず。スパーズも、2点のリードに無理に攻撃に出ず、落ち着いたボール回しから相手に隙ができたところでゴールを狙うという試合巧者ぶりを発揮する。

71分にジオバンニがヘディングでループ・シュートを放つが、クディチーニがこれを弾き出して難を逃れる。その直後、レノンのクロスにデフォーが飛び込みハットトリックのチャンス。しかし、ニアサイドでハルの守備が一瞬早く、ハットトリックならず。

すると78分にレノンのクロスに合わせてニアに飛び込んだキーンが頭で合わせるスーパーゴール。この後にお役御免のキーンはFWピーター・クラウチと交代し、入ったばかりのクラウチがレノンのクロスに合わせて代名詞であるヘディングでGKマイヒルを襲う。

敵地で4‐1の大量リードのまま試合終盤を迎え、ロスタイムに突入。しかし、一人ゴールへの貪欲さを維持していたデフォーがレノンとのワンツーから豪快にゴールにシュートを突き刺してハットトリックを達成。開幕2連勝を華々しく飾っている。