セルティック戦レビュー
Check 公式ニュース2009年7月27日
日曜に行われたウェンブリー・カップの第2戦、セルティックとの試合に2‐0で敗れたスパーズは、およそ4年に渡ってプレシーズン・マッチで誇っていた無敗記録に終止符を打っている。セルティックFWゲオルギオス・サマラスの追加点でウェンブリーの敗戦が決まったこの日曜の試合は、2004年8月9日にセルティック・パークで行われた同対戦カードで、2‐0で敗れて以来となるプレシーズン・マッチでの敗戦となる。これまでのプレシーズンの試合同様に、やや低調な展開となってしまった前半から立て直しを狙い、後半から多くの選手を入れ替えたハリー・レドナップ監督だが、試合の流れを手繰り寄せることに成功したもののゴールを生むことはないままに、前半の2失点が重くのしかかる結果となっている。

依然としてスパーズの主力級センターバックであるDFレドリー・キング、DFジョナサン・ウッドゲイト、DFマイケル・ドーソンの3人を負傷で欠いている苦境で、この日の先発センターバックを組んだのはフランス人コンビの若手DFドリアン・デルビィとDFパスカル・シンボンダ。ゴールキーパーではGKエウレリョ・ゴメスが先発し、2トップはFWロビー・キーンとFWダレン・ベントが形成している。

第1戦のウェンブリー・カップ開幕戦でアルアハリに5‐0の大勝を飾っているセルティックは、開始9分にMFポール・カディスが右サイドからクロスを上げると、デルビィとシンボンダの間に走りこんだFWクリス・キレンがどんぴしゃでヘディングを合わせて早々に先制ゴールを生み出す。そこから15分間はスパーズが優勢に試合を進め、MFトム・ハドルストンのボール奪取からキーンがダレン・ベントへのスルーパスを狙うが、これは相手GKルーカシュ・サルスカがブロック。続けて、MFウィルソン・パラシオスのクロスにベントが頭で合わせるが、これはサルスカの正面。さらに、ニアサイドを狙ったベントのシュートは、バーを越えていく。30分過ぎにはハドルストンが20メートルのミドルシュートを狙い、サルスカは正面に飛んできたこのシュートの対応を誤るものの、こぼれ玉を狙ったキーンとシンボンダが詰めきれず。

前半40分には、センターラインでデルビィを抜き去ったサマラスが、スパーズ陣内を独走。DFベノワ・アスエコトの追走を振り切りエリア内に侵入すると、そのままシュートを放ち、これにはゴメスも成す術無し。前半終了前には、さらにキレンがスパーズ・ディフェンスラインを攻略してシュートを狙うが、枠をわずかに外れて2‐0のまま前半を折り返している。

後半から、GKカルロ・クディチーニ、DFカイル・ノートン、DFベドラン・チョルルカ、MFルカ・モドリッチ、MFダニー・ローズ、MFジェイク・リバモア、FWロマン・パブリュチェンコら7人を一挙投入。

後半開始2分、セルティックMFパディ・マクコートの5人抜きドリブルでスパーズ・ゴールを強襲するが、マクコートのこのシュートは枠を外れている。反撃を狙いたいスパーズはリバモアのシュートが枠をはずれ、後半からサイドバックに入ったMFジェイミー・オハラのクロスに合わせたモドリッチのシュートは相手DFダレン・オディアがゴールライン際でクリア。さらに、FCバルセロナ戦で同点弾を決めた勢いのあるリバモアがシュートを狙うが、これにはサルスカが好セーブを見せ足で阻止している。

しばらく両軍にチャンスが滞ると、その沈黙を止めたのが71分のセルティックMFナイアル・マクギンのシュート。しかし、このシュートはわずかにバーを超えている。後半途中からMFジョン・ボストック、FWジョン・オビカの若手2人が投入されると、さっそくFWジャーメイン・デフォーの低い弾道のクロスにそのボストックが合わせてゴールを襲うも、追撃はセルティックのゴールネットを揺らすことなく終了。

次戦は、ついに中国遠征。アジア・トロフィーの北京での2試合、さらに親善試合で香港をスパーズが訪れる。

スパーズの先発メンバー
GK:ゴメス、DF:ハットン、シンボンダ、デルビィ、アスエコト、MF:レノン、ハドルストン、パラシオス、オハラ、FW:キーン、ベント

控えメンバー
GK:クディチーニ、DF:ノートン、チョルルカ、MF:モドリッチ、ローズボストック、リバモア、FW:パブリュチェンコ、デフォー、オビカ

交代
46分:ゴメス、ハットン、デルビィ、アスエコト、レノン、パラシオス、キーン、デフォー→クディチーニ、ノートン、チョルルカ、ローズ、モドリッチ、リバモア、パブリュチェンコ、デフォー
76分:ハドルストン→ボストック
82分:オハラ→オビカ